バングラの大学で英語のクラスを担当すること2か月。

中間試験の時期となった。

 

7月、8月とバングラ全土で行われたプロテストのために、1か月ほど授業がなかったので、内容はつめつめで、私も中間試験に合わせて予定を組み、全部終わるようにしていた。でも、その中間テストの日程はまだ未定だった。

 

バングラ。全然思うように事が進まない国。

まったく、進まない。

「なんでやねん」「なんじゃそりゃ」が多すぎて嫌になる。

何度も何度も、計画を練っては、キャンセルや変更で、前に進まないから、時間があっても足りない。。。

 

上手く事が進まない、一番の根本的な原因は、大学側から情報が私に入ってこないこと。

最初の授業の日に、授業のスケジュールを知った。泣きそうだった。

 

この経験から、「待っていても何も教えてもらえない」ということを悟った私は、教務課の人や他の先生にも「何か分かったら教えて」とお願いをしておいた。もちろん、大切な中間テストの日程も教えてくれるようにお願いしていた。

 

流石に、これだけお願いしたら大丈夫だろうと思っていたが、甘かった。

 

中間テストの日程は決まっていた。知らないのは私だけだった。

 

そして、間に合わない。まだやり残したところがある。

 

その上、中間テスト2週間前に一日雨の日が二日続き、クラスの代表―学級委員みたいな学生ーから、朝早くに連絡があり、「今日は雨で、ほとんどの学生は来れないから、授業をオンラインにしてください」とのこと。

 

バングラは雨が降ると、道路が洪水のようになり、通学も大変。

仕方ない。オンラインで授業。この日にするはずだったミニテストが出来ず、計画がくずれる。。。。

 

それにしても、雨だからと言って、大学ではなく、学生が授業をオンラインに変更できるなんて。。。

 

そして、今日は中間テストのプレゼンテーションの日。

1週間前から日程を決めて、学生とも話し合い、この日でいいか?と何度も確認をして決めた、テストの日。

 

昨日の夜11時前、もう寝ようと思っていたら学生からメッセージが。

明日は、イスラム教のなんか大切な式があるらしく、みんな行けない。テストは無理だ。延期にしてくれとのこと。

 

ためいき。。。。

 

なんで今言う???

 

でも、バングラ人は予定を立てれない。

もしかしたら、その式の事もさっき知ったばかりかもしれない。

バングラでは、なんか大切な事も、前日とか当日に発表される。

祝日とかもコロコロ変わり、「明日は祝日です」とかニュースでよく見る。。。

 

そんなわけで、怒っても仕方ない。心を落ち着けて、寝ようと思って消した電気をまたつけて、学生に返事。

 

結局テストは延期。今日の授業は誰も来ないから、キャンセル。

テストの日程は、学生が決めて私に連絡してくれるとのこと。

ほんとに連絡してくれるかな~~~?

 

こうやって、決めたことがキャンセル、変更で、何度も何度も同じことを繰り返し、前に進めない。

でも、バングラ人は「大丈夫~」「心配ないよ~」としか言わないので、イライラするのも無駄。

 

こうやって、バングラでは、私の中の日本人の価値観をぶち壊されて、たくましく生きていく。

ありがたい。