オフィスで一緒に働いている人は4人。
私のボスと、同僚と、秘書みたいな人と掃除雑用の男の子。
雑用係の子はバングラ語しか話せなくて、かわいい子で、ちょっとずつ打ち解けて話してくれるようになったので、買い物行くときに一緒に行ってもらった。
僕の家に来て夜ごはんを一緒にと誘われたので、どうしようか悩んだけど、断るのも悪いし。。。
めっちゃ不安やったけど、行ってみた。
案の定、6畳くらいの一部屋の家で、トタンの壁と屋根。
床に布団があって、そこに座って、みんなでご飯食べた。
裸電球が一つと、小さい卓上扇風機が一つ。
スラムに毛が生えたくらい。
6時にごはんを食べるからと言って、5時半くらいに行ったけど、ご飯が出てきたのは8時だった。
家の前にある、他のみんなと共有の台所で、奥さんがずっと料理を作ってくれた。
お水を出してくれたけど、ちょっと怖くて飲めなかった。
貧しい家はテレビとかで何度も見てるけど、実際に自分が一緒に働いている子がこんな暮らしをしているのかと思うと、切なくなった。どんな気持ちでいたらいいかわからなかった。
本当にバングラは縦社会。階級がはっきりしてる。
私のボスや先生の人たち以外はみんなに「マダム」と呼ばれている。
私のボスは車に乗る時は、鞄も運んでもらうし、靴はきかえるときも、靴持ってこさせるし、買い物とかも全部下の者が荷物持ったり,買いに行ったり。。。
インドと同じカースト制の名残なんだろうけど、これは好きになれないように思う。
日本人だから、部屋も自分で掃除するし、ごみも自分で全部捨てるし。
ボスはそんなこと絶対しない。
最初はトイレに行ったら、蛇口をひねってもらえて、ペーパータオルをくれて
使ったらそれも捨ててもらえた。
そこのトイレを使うのは2日目でやめたけど。
色んな所に文化の差がはっきり見える。