今日は初めてのイード

 

イードでは牛や山羊を犠牲として屠殺する。

町のいたるところで、牛たちが殺されるとのこと。

どんなことでも、多文化には興味があるので、これも是非見てみたいと思っていた。

どこに行ったら見れるの?って聞いてみたら、

みんな「町中どこでもやっているので、どこでも見れる」とのこと。

そうはいっても、本当に見れるのかと心配だった。

 

学校から町へ行くのに乗せて行ってくれたドライバーさんがいい人で、牛の現場を見たいというと、朝迎えに来てくれるということになった。

 

朝7時、バングラ人にしては珍しく予定の時間のちょっと前に連絡があり外に出る。

どこに行くのかなーと思っていると、ゲストハウスのすぐ横のビルで行われており、しかも、学校の人たちとかみんなに牛の肉を配るので、7,8頭の牛がそこにはいて、何匹かはすでに横たわって、手足をひもで結ばれていた。

そして儀式は始まった。

 

ひとりの若いにいちゃんが、ナイフを持ち、かっさばく。

何人かリーダーみたいな人がおり、その人の指示に従い、みんな動く。

牛を直接さばく役と、大きな塊を細かく切る役。

なんかバングラには珍しく、非常に効率よく事が進んでいる。

 

途中、2時間ほどしたら、みんなにスナックが運ばれてきた。

手なんか洗わない!血の付いた手で、スナックをわしづかみして食べる人々

すごすぎる。。。

 

若いにいちゃんは、一頭終わると、そのあとも2頭ほど担当していた。

 

見るのはむごいという人も多いけど、私は神聖な儀式だなっと思った。

3時間も4時間もずっとみんな休むことなく、仕事を続けていた。

若いにいちゃんがすごいかっこいいので、思い切って話すと、気さくに話してくれ、

「夢は日本に行くことだ」と言ってくれた。

かっこいい写真も撮ったけど、ちょっとえぐいのでここには載せれません。

 

その後、町の様子を見に行く。大通りから小道に入ると、1メートルおきに牛が横たわってる。

まさに、町中どこでも見れた。

牛を切って、なぎなたを手に、血まみれになった若者が街を歩いていて

これは、一つ間違えれば、めちゃこわい風景。

 

その日の昼は切った牛を頂いた。

こんな文化があるなんて、想像もしてみなかった。