日本語教師になって、日本語学校で働くことになった。

学校に行ったら担当したクラスは、全員バングラデシュ人の男の子たちだった。

えっ!国の名前は知ってるけど、今までにバングラデシュ人に会ったことない。

どんな人やろ~。

 

学生たちがやってきた。

緊張しながら授業がはじまる。

すぐに思った。バングラの学生かわいい~~~。

20代前半だけど、年は上に見えるから、見た目はちょっとおっさんぽいバングラ人。

でも、目がキラキラして、笑顔がかわいくて、フレンドリーで、ノリがよくて、人懐こくて、かわいい~。

 

私は1日目でバングラに恋に落ちた。

 

その日は就職セミナーがあり、ほとんどの学生はいなくて5人だけだった。

そして次の週みんなやってきた。20人の男子バングラデシュ人。

ちょっと圧倒されたけど、やっぱみんなかわいい。

そして、翌月からは別のクラスの20人のバングラデシュ人学生。

 

最初の方は、授業から帰るバスの中、私の服は彼らの食べるカレーのスパイスの匂いがしてた。

他の日本人に変に思われへんかな~と心配だった。

 

それから3月卒業していくまで、私は彼らがかわいくてかわいくて、仕方なかった。

授業は全然聞かへんし、自己主張はすごいし、時々ボロカス言われるし。

でも、目はキラキラして、つたない日本語で冗談言って、一緒に大笑いして、そんなバングラデシュ人が大好きで、毎日毎日楽しかった。

 

彼らの原始的なパワー全開のエネルギーはどこから来るんだろう?

彼らの文化やルーツが知りたくて、バングラデシュに行きたくなった。

 

ちょっと怖い。

東南アジアとか行ったことないし。。。

でも、今逃したら、後悔するかも。

勇気を振り絞って、飛行機予約ボタンを押した。

 

そして私は3月初めてバングラデシュへいくことになった。