【北海道新聞より】
「ハッピー・バーデー ディア ベリー!」
9月12日、日本バスケットボールリーグ(JBL)レバンガ北海道の選手たちは練習後、スコット・ベリー新ヘッドコーチの54歳の誕生日を祝い、札幌市内の練習場で即席のパーティーを開いた
ホールケーキを全員で一口ずつつまむと、ムードメーカーの種市幸祐がケーキを勢いよくHCの顔に塗りたくった
熱血漢で、普段は赤ら顔気味の指揮官も、クリームで顔を真っ白にして手荒い祝福を喜んだ
レバンガは家族的なチームだ
米国やbjリーグ、JBLを渡り歩いて5チーム目の比留木謙司は「レバンガはまとまりがある。誰かが落ち込んでも、全員でカバーしようとする珍しいチーム」と表現する
「仲間とのコミュニケーションに何よりも時間を割く」という折茂武彦が、レバンガ運営法人理事長を兼務していることが、チームの雰囲気にも色濃く反映されている
昨季のレバンガは新法人のJBL加盟が認められた時、開幕まで3ヶ月を切っていた
選手集めも遅れるハンディの中で、プレーオフまであと一歩の5位と健闘した
「強いチームは2、3人わがままな人間がいるものだが、うちはみんな優しくて仲が良い。レバンガの良いところだと思う」と折茂
個々の力で劣ってもチームワークで補い、勝利を重ねることができたと振り返る
しかし今季、躍進を支えたジャイ・ルイスとジュフ磨々道がライバルチームへ移籍した
新戦力にJBL初経験のジョーバン・カトロンと永田晃司を迎えたものの、戦力ダウンは否めない
さらに選手全員が揃ったのは9月下旬で、対外試合も2戦を行っただけ
新指揮官は、リーグ戦前半で多くの選手を出場させ、実戦の中で戦術浸透を図ることになりそうだ
ベリーHCは練習で「ボールが宙に浮いている時に素早い動きをするんだ」「攻守の切り替えを早く」と声を出し続けてきた
ゆっくりとした攻めでも点を奪えたルイスがいない以上、速攻が重みを増す
体格の不利を、全員がスピードと運動量で補う戦い方の確立へ
昨季以上に、自慢のチームワークが鍵を握る
(全文引用)
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