【記憶のお散歩。東京ドーム編】




生姜って本当に可愛いなぁ

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趣味は
オセロ
自転車
フットサル
空手
お散歩
押尾コータロー


特技は
手話
ルービックキューブ
即興ソング
着付け


好きなものは
チョコレート
生姜
牛乳
アイス


まぁ色々ありますが
中学の時はソフトボール部の副部長でした。
部長の弓佳ちゃんとは今でも大親友です。

草野球はやってくれる仲間が居なくて全然できていませんが
野球...好きなんです(笑)



今日はそんな野球にまつわる記憶の旅。


...。


『体温』という私の曲の歌詞にもなった
父との思い出のシーンは
東京ドーム。

巨人対ヤクルト戦だったと思います。


生まれて初めて父と2人だけで出かけた日。
あれが最初で最後でした。


三人兄弟の末っ子でしたから、
兄弟や母がいないお出かけなんで行ったことがなかったのですが、
兄が中学に上がって、ゴリゴリの反抗期を迎えた頃、父が友人か誰かから野球の観戦チケットをもらって来て、『誰か一緒に行かないか?』と父の提案に乗ったのが、素直で可愛い小学1学年の私だけだったのでした。

まだ小さかった私には、母やお姉ちゃんがいないお出かけが不安で不安で、父の手に必死にしがみついていました。
自分の手が大きすぎて私が父の手を握れていないことに気づいた父は、私に人差し指だけを差し出して、私はそれを手一杯、必死に握りしめていました。


私はもう小学生でしたから、トイレなどは1人で行かなくてはいけません。
なので、『待ち合わせする時はここ!』と事前に約束をして、トイレを済ませた後は父に言われた通りの待ち合わせ場所で、じっと待機していました。
なかなか来ない父を待ちながら、
私は巨人の物販スペースを眺めていました。

タオル、Tシャツ、帽子、うちわ、応援バット...

全部高いものだとわかっていたし、
何か欲しいと言えば
『そんなの1日しか使わねーだろ!』
と怒られるのが目に見えていたのです。
それは兄弟が怒られているのを見たことがあったからで、そんな負け試合には挑むことをしないのが全世界の末っ子。
なので私は決して欲しがらず、
ただそれらを見ていました。

同い年くらいの少年は
ユニフォームを着させてもらって
タオルをぶら下げ
応援バットでカンカンと高い音を立ててふざけていました。

よく見ると、
近くにいたおじさんも、お姉さんも、子供も応援バットを持っていて

私はそれが欲しい!とは相変わらず言えず、
ただただ眺めていました。


トイレを済ませた父と合流してしばらくすると

『弘子はあれが欲しいのか?』

と聞いてくれました。


父は私が目で何度も追っていたそれに気づいてくれていたのです。


私は少し困惑して、随分と迷ってから

『(うん)』

と、声には出さず
大きくうなずきました。



父は何も言わず、私が握りしめていた手をほどき

物販コーナーで
巨人の
GIANTSと描かれた
オレンジ色の大きな応援バットを買ってくれました。

『ほら』

と、不器用にそれを渡してくれた父に
私は何度も

『お父さん、ありがとう!お父さん、ありがとう!』

と、お礼を言い、とびきりはしゃぐのでした。



バッターボックスの裏のいちばーーん遠い席で、米粒くらいの人じゃ試合はよく見えませんでしたが、
父はラジオを聴きながら野球を観てビールを食らっていました。
その横で私は
遠くから聞こえる、
太鼓のドンドンと大きな音と
大きな声を張り上げる
巨人の応援団と一緒のリズムを
得意げに自分の応援バットで
カンカンと高い音を立てながら応援しました。

かっとばせー ほにゃらら〜

とね。。



お兄ちゃんやお姉ちゃんやお母さんの知らないところで悪いことをしているような気になって

家に着くなり、
Tシャツの中にそれを押し込めたり、背中に回したりして隠してみたけど、
結局すぐにバレてしまったのを覚えています。

母も少しびっくりした様子で

あらあらー
よかったわねーと、頭を撫でてくれました。
そして、お布団にその日は応援バットを忍ばせて眠ったのでした。。



2018年7月6日金曜日

今日私は

約30年ぶりに東京ドームへ巨人戦を観に行きました。

よくしていただいているHさんと言う方に連れて行っていただいた
負んぶに抱っこ抱っこ抱っこ状態の

巨人対広島戦。










結果は
4-0で巨人の勝利。

とても楽しいひと時を過ごさせていただきました。


用意していただいた席があんまりにも良くて、
臨場感たっぷりな、迫力ある試合でした。


送球はやっ!とか、
筋肉すごっ!とか...
当たり前かもだけど、上手っ!
とか...キリがないけど

とてもとてもとても贅沢をさせていただきました!



いくつか今でも使っている父の遺品のひとつで、巨人のタオルがあります。

だいぶ薄くなってきちゃったけど、
GIANTSと描かれた私にはとても大切なタオル。



今日はそれを持って出かけた東京ドームで
私は一度もそれを取り出すことはなく過ごしました。


なぜなら...


うちわ
タオル
ミニ応援バット


こんなに沢山の物を頂いてしまったのです(笑)




父さんが生きてたらなんて言うでしょう?笑笑


あんなに手にすることのできなかった物を
30年頃私はいとも簡単に手にしてしまうのでした。


しかも私の力ではなく
他人様のご好意に甘えまくりの夜に。


くしくも、
父が私を東京ドームに連れて行ってくれた時の年齢くらいに自分がなっています。

父が31歳の時に生まれたから...そうね。
当時父は38歳。
今年で私37歳...はい。そのくらいですよね。。


とーちゃん、すげーな!!!!(笑)
あはは。まだまだ子供な私です(笑)


父の面影を辿りながら歩いた東京ドームや上野駅。

今日は30年前の薄れた灰色の記憶に色を染めることがてきました。



連れて行ってくださったHさん、
心からありがとうございました。
絶対的感謝です。

涙でそうです、ほんと。



今日、巨人の坂本が打った2ランホームランは
最高の盛り上がりでした。

マギーがセンターに打った打球も良くて、
2人がホームに帰ってきた時も
オレンジ色の真新しいタオルが
会場で踊っていました。

オレンジ色がよく似合う素敵な夜に、
過去と現在と
あちこちお散歩をしたヒロ散歩。

冷たい雨と真っ暗な部屋で
物思いにふけるのでした...。





おしまい。