日本に帰ってきて、





久し振りに母と沢山話をしました。





気づいたらもうこんな時間ですよ!!







それで、





日本に帰ってから少し話をしていました、





奇跡がおこった・・・そんなお話。







そう。






私は素敵なタクシードライバーに出会いました。





本当に親切にして頂いて、




心が本当にあったかい気持ちになれた出会いでした。





名前も知らない、






調べようも無い、






もう会う事も無いような・・・






ちょっぴり切ない、、、そんな出会いでした。



二日後の朝、




私はサンフランシスコ市内から




フリーモントに向かう為に、




お友達にピックアップしてもらうのを家の外で待っていたのです。






すると、何処からともなく、、、








「ヘーーーーーーイ!!ヒロコ サトーーーー????」








私の名前が、




サンフランシスコの住宅街の壁で反響して、





気持ちの良いリバーブがかかり空に抜けていきました。






私が振り返ると、





そこは、、、







あのタクシーのおいちゃんが







大きな口をニカーーーッっとひらいて笑ってこっちに手をふっているのです。







私は思わず


「オーマイガーーーーーーッド!!!!!」



と叫びました。








偶然おいちゃんはその道を通りかかって、






私がアメリカ滞在中、




ずっとかぶっていた帽子を見てすぐに私だと気づき、




声をかけてくださったのです。






しかも、私がカードで支払いをした時に





私の名前が機械に出たので





たったそれだけのやり取りの時間だけだったのに





彼は私の名前を覚えていてくれたのです。








「おーーまいがーーど!!」


「はっはっは!今仕事中なんだよ!これから帰るのかい??」


「そうです!私はこれから日本に帰ります。
(本当はフリーモントに取り合えず帰るだけなんだけど・・・英語で何て言えば良いか分からなかった。)
私はあなたにもう一度ありがとうを言いたいと思っていたの!!
でも私はあなたの名前も知らない。
私は日本に帰って、あなたにサンキューレターを書きたい!
住所を教えて!!」


「本当かい??分かったよ。」






彼は老眼鏡にかけなおして




自分の住所を小さな紙に書いてくれました。





彼の名前はボブ。






「あなたはボブ??」


「そうだよ。私の名前はボブだよ。」


「私はひろこさとう。Nice to meet you....」





私たちは強く握手をして、






それからタクシーの窓の隙間からハグをしました。





彼は私に





「GOOD LUCK!!」




と言って、笑顔で車を走らせました。







私は本当にラッキーです。






最後の最後に会いたい人にもう一度会えました。







最後の最後に知りたい事が知れました。






私に親切にしてくれた、






あのタクシードライバーさんは、





ボブ。






ボブって人だったんです。






信じられないくらい、








これはとっても奇跡的な出会い。






ってか、ボブさん、、、、








私の名前覚えてくれていたんだ・・・






泣きそうな気持ちをグッとこらえて、





私は大きく手をふりました。







また会おう・・・







本当にありがとう。






そう。








今日は、






こんな事ってあるんだね・・・のお話。






私は奇跡とかあまり信じていない。







だけど、




もし、本当に奇跡ってものが存在するのなら、





少しだけ奇跡ってやつを信じてみようって思えた、、、







そんなGOOD DAYなお話でした。





えへへ♪♪♪