タイガーマスク基金勉強会 ~児童養護施設の基礎知識~ | 食育パパ・けんたろうと愉快な家族の子育て&親育ちブログ ~三人四脚~

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2010年10月に愛娘が生まれて、日々母親らしく成長するママと
子育てに悪戦苦闘しつつ娘に”育てられてる”
パパ料理にオット料理、ムコ料理にムスコ料理を楽しむ
食育指導士資格を持つパパ(僕)、
そして体に似合わず態度だけはLサイズな娘との成長ブログです☆

昨晩、大阪・天満橋のドーンセンターで行われた
「タイガーマスク基金勉強会」に参加してきました…ひらめき電球


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今回70人以上の参加者さんが来られ、立ち見の方が出る程の盛会となりました。


読んで頂いている方の中には「タイガーマスク基金とは何ぞや?」という方も
いらっしゃるかと思うので簡単に説明しますと
児童養護施設等で生活する子どもの成長と巣立っていった際のサポートを
目的とした基金でして、
少し前にニュース等でも報道された「タイガーマスク」「伊達直人」を名乗る
匿名によるランドセル等の物品寄付行動に代表される様に
漫画「タイガーマスク」自体が(僕自身はリアルタイムで観てない年代ですが…)
孤児院出身の主人公・伊達直人が「タイガーマスク」として戦い、孤児院に
支援していく…という内容からタイガーマスクの名を使った基金が設立されたという訳です。


大阪での勉強会の開催は今回が第一回目。
今回は「児童養護施設の基礎知識及び現状と課題」についての勉強会でした。
児童養護施設の職員として働かれていた方や
児童養護施設卒園者の方が作られた応援者団体・CVVの方々が登壇して頂き
児童養護施設で暮らすこととは…という経験談を語って戴きつつの
勉強会となりました。


色んな話を聞かせてもらいましたが、正直、驚きの連続でした…

児童養護施設自体の部分では、1舎につき20人以上の児童で生活している施設が
ほとんどで、その部分が少人数で住む里親が一般的な欧米諸国・国際的には
「虐待」と受け取られるところもあるらしく
国連から再三の勧告を受けている事からなかなか世間的に取り上げられなかったり
国からの補助的な部分も少なかったりする現状がある事…

養護施設卒園者の方が話してくださった施設で暮らすこと・現状は
更に衝撃でして、
・物やお金が盗まれるのは日常茶飯事
・物心ついた時から施設に入ってる子もいて
 母子手帳がない子の場合、予防接種のデータもわからず苦労した
・友達の家に行ってどう行動したらいいかがわからない程
 日常生活で出来うる経験が少ない
・大学進学も資金面・環境面のハードルが高いというところから
 夢を持つ事も含めて「諦め」が先に立つ
・退所後も「施設出身」という事での偏見やいじめ
・「施設出身」という事を自然と隠してしまう日常
等、様々な経験・体験談を語ってくださり
自分たちが今まで当たり前だと思ってた事も当たり前では決してない現状が
あるって事を突き付けられもしました…

でもそうした話も驚く程気丈に・時には笑いを取ろうとする様な感じで
話をされていて非常に印象的だったのですが、
施設職員として働かれていた方が仰られていたのは
「私たちは可哀想な子どもじゃない」という思いを
非常に強く持ってる子が多い…というところで
今までの経験も明るく話そうとされるところがあるのかもしれません…


夢を持つ事を最初から諦めてしまいかねない現状…
家庭内に問題があるから養護施設に行けば安心・幸せか…といえばそうではなく、
甘えたい盛り~多感な時期に新たな環境に身を置き人生を変換せざるをえない状況下で
大変な力が要る現状…
そうした事を今回知った事が、何より衝撃でした…。


今回の「タイガーマスク基金」に関しても、まだスタートしたばかり。
そして僕個人というところまで下げて考えれば
今すぐ僕自身が何か大きな事が出来る訳ではありません…

ただ、こうした現状を知り・どうした事なら出来るのかという事を考え・
今ある日常生活・家族に感謝し・大切に思い暮らしていくことが
個人レベルで言えば大事な事で、
その延長線上でこういった現状に対して興味を失わずに
沢山の方と協力していって支援の形が出来る様になれば良いのでは…と思いました。


自分の子どもだけでなく、全ての子どもには大人以上の「夢・未来」があります。
「地域・社会で生きる大人」として知っておきたい・知っておかなきゃならない
そんな現状だと思いますし、
今回を機に、更に自分のまわりの方々に知ってもらったり広められたり出来る様に
興味を持っていきたいものだと思わされました…。