昨日の登校日、各先生方の話に共通していたことは、
これからの2ヶ月間は、受験最優先の歪な生活から小学生らしい生活を取り戻し、よく遊んでよく寝てリフレッシュして4月にまた来て下さいということでした。
その中で、昨日の主役は巧みな話術の教頭先生でも、とても感じのいい学年主任の体育の先生でもなく、間違いなく数学の先生でした。
和やかムードの中、登壇して開口一番
「君たち、言わせてもらうけどねっ!」
ん?突然どうした?
「今日はいろんな話があって、お父さん、お母さん方はそれをメモしてますよね。」
してるけど…
「君たちはどうして自分で書こうとしないのですか。どうして自分の大事なことを人にさせるんですか!」
確かに。
子どもと顔を見合わせ、思わず笑顔がもれる
「ここ、笑うとこじゃないでしょっ!」
ええっ。そんなつもりじゃ…
こんな調子で始まりました。
先生は時々話を切って呼吸を整えながら、推薦図書、塾、スマホ廃人の話と続けます。
塾の話は
塾は経営のために皆さんの不安を煽って勧誘してきます。
塾に通うとどんどん不安を煽られてやめられなくなる。
最初通っていない人も、通っている人がいい成績をとると不安にかられてしまう。
ひと度塾に通うと不安を煽られて学校生活は二の次になってしまう。
塾にいかずに学校に任せてほしい。
学校は全力で皆さんをサポートします。
そんな感じの話でした。
子供たちが塾に絡めとられて勉強漬けになっていくのをなんとかしたい、塾が煽る行き過ぎた受験戦争を何とかしたい、と原因になっているトップ校の教師として考えておられるようでした。
もしかして、今年の算数2日目の問題を作ったのはあなたですか?
個人的には灘がトップ校でいようとする限り、トップ校に行きたいという子どもを集めている限り、それは叶わぬ夢だと思います。
でも折角、算数2日目のお陰で入学できたのでその話にのってみようと思います。
帰りに駅ビルの書店で早速おススメの本のひとつ、「数の悪魔 算数・数学が楽しくなる12夜」を買いました。
他の本も探したのですが、検索では在庫ありなのに売り切れていました。スタバで休憩している間に先を越されたようです。