私の主治医はMEC食の発案者である渡辺信幸先生です。
沖縄県の那覇市にあるこくらクリニックの院長先生です。
ある方の紹介で通うことになりました。
先生のお話は目から鱗なことばかりで最初は全然信用できませんでした。
そんなお話しをしたいと思います。
私が最初に訪れたのは2021年の12月です。
その時の私の状況はやせ細り覇気がない状態で
動悸や倦怠感が酷かった記憶があります。
先生は聴診器で診察を始め、喘息とCOPDのオーバーラップだねと....
「治りますか?」「頑張ればまだ治りますから頑張りましょう!」とおっしゃられました。
心強い先生のお言葉に凄く勇気づけられました。
「あなたは栄養不足だからしっかりと肉、卵、チーズをたくさん食べて下さい」
「?それだけ?」私は目が点になりましたが、瞬時に
「これだ」と直感的に思いました。
今まで色んな食事法、サプリメント、漢方薬を試してきたからこそ
逆にこのシンプルな食事法が斬新に感じました。
MEC食の理論は、M(ミート)・E(エッグ)・C(チーズ)の略称です。
お肉は、牛でも豚でも鳥でも羊などで、魚は除外してます。
魚(魚介類全般)については海洋汚染(主に水銀)を指摘してます。
先生が最も避けるべき食材は「お米」です。
日本の農薬や化学肥料は基準も甘く、日本の農地は特にカドミュウムに汚染されています。
特にお米はこの毒物の吸収率がかなり高いと言われています。
厚生省のホームページでも注意喚起してます。
MEC食は基本的にたんぱく質を中心に良質な脂質をとり、炭水化物は敢えてとることはありません、あくまでも嗜好品
としてとらえています。
たんぱく質は消化され体中の細胞に栄養源として行き渡り、筋肉を造る。
ここで言うたんぱく質は動物性のタンパク質で、MECでは大豆等の植物性タンパク質は除外されます。
(大豆関連のデメリットについては別の機会にしたいと思います。)
胃酸で消化できるのはたんぱく質だけで食物繊維は消化されず小腸に運ばれ便のかさましとして便として排出される。
それと重要なのは「カムカム30」という歌を先生は作られています通り、お口にいれたら必ず30回以上咀嚼するということ。
これが意外と難しいんです。
忙しく仕事をしている方はかなりの早食いです。じつはこれが一番の消化不良を起こしているといいます。
先生は「30回と言わず口の中の唾液で完全に溶けるまで噛むことがたいせつですよ」とおっしゃいます。
このことは意外と重要だと思います。
MEC食をされてる方で効果が薄い方はこれが出来てないようです。
それと
「卵」について先生は1日最低3個、10個食べたら合格と常におっしゃっています通り
アミノ酸スコア10点の完全栄養食です。わたしはそこは忠実に1日10個を欠かさず摂取するようにしてます。
人間の細胞は3か月毎に生まれ変わり続けると言われていますが、その新陳代謝に動物性タンパク質はは不可欠ということです。
さらに脂質に関しても多くの勘違いがありました。
私は積極的にオリーブ油やココナツオイル亜麻仁油等をふんだんに活用してました。
MECにおける脂質とは、植物性の脂質は一切除外されます。
ラードやバター等の動物性油脂を活用します。
つまり今まで良いと言われていた油は全て植物性だということです。
話題のDHA・EPAは充分にお肉から摂取できますので敢て植物からの摂取は不要です。
もっと言うと脂肪分の1日摂取量基準は55gとされていますので、
我々日本人の多くはは完全に脂質不足に陥っています。
脂質は、細胞膜や、代謝や神経伝達など、生体活動を調整するホルモンの主な材料です。
いろいろ書きましたが、MEC食を実行されている方で効果がでていない方は上記の部分を再認識すると
さらに効果が出てくるのではないでしょうか?
MEC食を語ると時間がありませんので、別のパートで少しづつお伝えしたいと思います。
最後に、渡辺信之先生との出会いに感謝するとともに、私がMEC食を10か月ほど真摯に実行した結果をお伝えします。
結論から言いますとまだ「息苦しさ」が取れません。
しかし、
倦怠感や低血圧、謎の体重減少(53kgから60Kgくらいまで戻りました。身長173cmです。)、動悸や胸の痛み、神経痛等、喘息症状以外の不定愁訴が大きく改善に向かっているということです。あと冷え性も徐々に改善してます。体温も平熱が36.0度以下でしたが平均して36.5度を維持してます。
私は3か月ごとに血液検査をしますが、
肝臓の数値 ASTが57から22、ALTが125から23
腎臓の数値 CREAが1.11から0.73 eGFRが55.7から81
糖尿病の数値 Ha1cが5.8から5.3
と、改善方向です。
LDLコレステロールは最初高値でしたが徐々に落ち着いています。
渡辺先生もコレステロールは体に炎症があるとそれを鎮めるために高値になる傾向があるとおっしゃっています。
長年の不摂生は簡単には解消できないと心得ています。
ということで、私の喘息はまだまだ辛い状況にはありあますが
できるだけ薬に頼らず、数年かけてMEC食で体質改善を継続しながら
症状が安定してきたらステロイドを減薬していきたいと考えています。
私のMECチャレンジはまだ始まったばかりです。
MEC食に関する情報は生の渡辺先生の声をお届けできますので
惜しみなく提供していきたいと思います。