エッセンシャル・キリングという作品です。
【DVD】エッセンシャル・キリングヴィンセント・ギャロ [KKDS-659]
主演はヴィンセント・ギャロ。
尺は短く90分くらいだったと思います。
この映画は結構特殊で面白い試みだなーと思ってたので、観たかった映画でした。
まず、ギャロという人自体久しぶりだったんですが、バッファロー66やブラウン・バニーでは
お洒落感に偏り過ぎていて苦手な役者でした。
そもそも個人的にミニ・シアター系で好きなのはニューシネマ・パラダイスくらいでした。
そんなミニ・シアター系映画の代表みたいな人がアクション逃走劇をするという事で、
「おっ」と惹き付けられました。
また、この映画は、世界的に有名人でもあって、イタリア系アメリカ人という周知の事実を
もつギャロを、アフガニスタン人のテロリストという配役で使うという大胆さ。
確かに言われてみれば中東の顔つきにも見えます。
実際ひげ面の彼は映画の中でもイタリア系には見えませんでした。
さらに、この映画でギャロはうめき声しか出しません。
台詞が一つもない。
序盤にミサイルの爆発音によって耳がイカれてしまって、相手の声も聞こえない。
ひたすらアクションだけで状況を説明していきます。
で、内容はこんな具合。(Wiki転載)
敵である米兵をバズーカで爆破し、米軍に攻撃されて捕えられたアラブ人テロリスト・ムハンマド。爆音で聴覚を失った彼は捕虜となり、拷問の後、移送されるが、途中の事故により逃亡する。生きてゆくために民間人を殺害し、蟻や樹皮を貪り、幻影を見、女を襲って乳を吸い、ただひたすら厳しい大自然の中、追っ手から逃がれ続ける。 やがて、森の奥で一軒の家を見つける…
そうです、ひたすら事件が起こります。
また、とにかくツイてない。
雪山を逃げ続け、犬に襲われ、やっとの思いで材木を運ぶ車に乗り込みその場を逃げ出したかと思えば、辿り着いた場所で息絶え絶えになり隠れている所に切り倒した材木が直撃して気を失ったり。
結構直視するのもキツいシーンもちょこちょこと出てきますが、まぁランボー程じゃないので
安心してください。
でもギャロという役者がこれでさらに一皮向けたと思いました。
で、映画的にどうかというと・・・
最初は面白い。中盤くらい迄は結構惹き付けられてました。
ところが徐々にトーンが単調になり、ラストはどうなるかと思っていたら、
アクション映画と期待してたら「う~ん・・」と。
尻つぼみってやつですかね。
最後の最後にギャロの悪い所が出たというか。
まぁ監督はギャロじゃないんで監督のせいでしょうけど。
ちなみにこの作品はヴェネツィア映画祭で審査員特別賞と主演男優賞を獲得してます。
クエンティン・タランティーノの鶴の一声で決まったそうです。
同じ回のヴェネツィア映画祭で「Promises Written in Water」という作品を
ギャロ監督が出品してるようです。
この作品に関しては全く情報がなく、海外サイトのトレーラーも発見できず。
でもちょっと興味あったら観てみて下さい。
でもそれより何より、クエンティン・タランティーノの次回作「ジャンゴ 繋がれざる者」
の方が圧倒的に興味がでています。
西部劇と聞いたら黙っちゃいられねぇ。
しかもジェイミー・フォックス、レオナルド・ディカプリオ、クリストフ・ヴァルツが
出演とあれば間違いない。
これは映画館に行って観ようと思います。
その時、またお会いしましょう~・・・・多分。