はーあ、お盆も終わり。
母さんは、初盆。あの世で仲良くしてんのかな?
家には、父の作品が溢れる。
函館の土を単身で使用した、価値のある作品も多い。
父は頑なに売るという事を良く思っていなかったし。焼き締め陶器に対し、田舎町はまだまだ馴染みが無くて、その価値を理解できなかったらしい。
今でこそ、その土地の土を使いこなす事の、技術や表現に対し、評価されるものだと知られているが。
父がいない今、
それを再認識させるのは、中々、厳しい、面倒な仕事だ。
オイラはオイラの世界があり、父とは全く違う。
その為長いこと、親子の関係は複雑で、作品を壊されたり、投げ捨てられたりと、作家にしてみれば信じられない所業をなん度もされて来た。
なんかなー、、、
親なら息子を引き上げるように育てるもんだろうが、オイラは、何度となく、崖からつきおとされてきた。
笑えないくらい。
今でも父は好きだが、こんなにも苦しめる親、傷つける親っているのだろうか?と思わされた。
ママさんが横で見ていて、オイラに同情していたという話しを、最近聞いて笑えた。
まー、世間的には、人格者な親父に、放蕩息子のように映っていた我が家だが。
自分で言うのも何だが、オイラはおかげでまともな親父になれた。
息子や娘の活躍を心から願い。
かれらのために、なんでもする。
いや、出来るだけ何もしない。
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