鶴さん『危ないところをありがとうございました。よろしかったらお名前を聞かせてくれぬか?』
新之助『あ、え?あの、いや・・・』
マズイぞこの展開w
綱條『こ、こ、これ格之進!なんという失礼な物言い!』
(思わず格之進て言っちゃいましたねぇw)
千鶴『あ、このお方は旗本の三男坊で徳田新之助殿です』
新之助『(正体を知っているのに綱條に)んっんーっ!失礼ですが、そちら様は?(ニヤリ)』
綱條『あーっ?いやー、あの、いや・・・』
千鶴『徳田殿!こちらのお方はっ!・・・』
綱條『(慌てて千鶴を手で制して)あ、あー・・・手前は常陸の木綿問屋の隠居でこの者たちは手代です。』
新之助『ほおーお(ニヤリ)』
千鶴『ええーっ?!』
綱條『あ、あー、それより、つるひ・・・』
千鶴『だーあーあっ(いやーっ(≧。≦)ノシ今度はわたしっ?!)・・・』
千鶴『あーっ!!!わ、わ、わたしは明徳館教授の千鶴と申しますっ』
慌てふためき正体を隠す綱條と千鶴を新之助がニヤニヤしながら見る
源次『何ですか?いったい?三人とも、さっきからあーとかうーとか』
押し黙る三人
 ̄ m ̄) プププッ
将軍と御三家と譜代筆頭の姫君が一緒にここにいる、なんて町人の前で言えんわよねw
綱條『(すけさんかくさんに)なんじゃそちたちのへっぴり腰は!恥を知れ恥を!』
介・鶴『申し訳ございません』
すけさんかくさんがとばっちりでこの場は何とかしのぐ
千鶴『(あぶないあぶない)・・・』
新之助『(やれやれ)・・・』
綱條『(ふぅー)・・・』
騒ぎに紛れて助けたはずの町娘が姿を消していた
実はこの町娘、かつて将軍家御側御用(今の宍戸官兵衛、爺の役職)を務め、吉宗、綱條によって村上藩主に封じ込められた、と逆恨みする間部詮房の愛娘だった
父 間部の吉宗、綱條への復讐の念に疑問を抱きつつも父のためとその腹心の三浦に加担し、綱條に近づいたのであった
ひょんなことから久し振りに会った吉宗と綱條はお互いの隠行をツッコミ合う
やや分の悪い綱條は鶴姫とのことを持ち出し進捗具合を茶化す
先代の漫遊の模倣の真意を聞かれた綱條は
江戸と水戸の往復しか下界を知らず唯一先代のお供で訪れた箱根を先代を偲んで再踏したいと打ち明ける
吉宗の進言で江戸屋敷に立ち寄る前に一晩め組に逗留することにした綱條
め組の衆への挨拶は件の通り
『わたしは常陸の木綿問屋の隠居、この者たちは・・・』
『すけさん?かくさん?』
長次郎『どっかで聞いたような名前だなぁ・・・』
早朝、吉宗との約束を破りめ組を抜け出した綱條
『箱根の前に寄る所があるんじゃ』
労咳を患う詮房は
綱條の首こそわが良薬と、娘 美雪と三浦に綱條捕縛を厳命する
箱根の前に寄る所とは・・・
明徳館に寄り鶴姫に『上様は誠、素敵なお方でございますな』
恋のキューピッドw
綱條をつけ狙う博徒一味に黒幕の影を察知した新之助は美雪も一味と知り
問い質すと美雪が武家娘で綱條に恨みを持つことがわかる
一方綱條は箱根への道中、
『ありゃー・・・とうとう見つかってしもうたか』
江戸家老に『お迎え』と称して捕らえられ
江戸屋敷へと連れられる
しかしそこは水戸藩江戸屋敷ではなく
綱條に憎悪の念を燃やす間部詮房の屋敷
同じく綱條によって失脚した三浦伊賀守が綱條に斬りかかろうとしたその時
to be continued