明け方の4時だが起きてしまって寝れないので、、、昨日は息子と多摩湖遊歩道に行った。ガン再発がわかった息子は緊急事態中は家にいるし、自分も家で仕事をしているので一緒にウォーキングする。
落合からわざわざ多摩湖というのは滅多にない事だが、ちょっと郊外に脚を伸ばしてみようとのは特にコロナになってからは思っていた事で、新宿や池袋方面などは行き尽くしてしまいいい加減あきあきしていたので、ついに重い腰が上がったという感じだった。
西武線で中井から多摩湖駅で乗り換えて終点の西武球場前まで行き、降りた。西武線だと安いのはいいけど時間がかかるので、郊外に来た感はあった。しかし東京ってあの辺りまでまでだと行っても人家が途切れない。
西武球場から歩いて多摩湖を周回する遊歩道に入った。人気のない遊歩道だというのは平日だからかも知れないが、マスクを外して自分なりに歩幅を意識して歩くのは心地よかった。結構都心の方は暑いぐらいだったがあの辺りは少し温度が下がる感じがした。知的障害の息子は大抵、ぶつぶつと意味のない事を言いながらわたしより前を歩く。せっかちなのと脚が長いのとで他の人を待っていられない。適当に離れると先に行ってぶつぶつと言いながら待っているので通りかかった人は息子の事をなんと思うだろうか。
遊歩道を西武遊園地横をかすめて多摩湖駅方面に歩いたが距離的にも歩数的にもやや不足気味だと思いもう一駅分歩くことにした。武蔵大和という駅。遊歩道から、多摩湖の縁にある狭山公園を見下ろす歩道の方に入った。下はダムになっているらしいが、眺めも気分も良い広々とした真っ直ぐな歩道、チャリが走れるかどうかは知らない、でこちらの方は散策を楽しむ人はそれなりにいる様に思われた。
多摩湖や、多摩湖の遠くから差し込むかすんだ太陽とか、眼下に見下ろす様な狭山公園などを背景に息子の写真を撮った。今使っているiPhoneは撮影モードがいろいろあって、更に広角も撮れるので腕はなくても満足度の高い写真が撮れる。
歩道を端まで行き狭山公園に降りて、そして狭山公園を抜けて武蔵大和駅に到着した。この公園も広々として清潔であり、もともと人工だろうが自然のたたずまいをうまく醸し出している。しかし公園西側は多摩湖の東端壁でありダムでもあり、上に遊歩道が載っているという大きな壁が迫り上がっているという事だ。そう思えない様に自然を演出してるかもしれない。
武蔵大和からは乗り換えたり、急行通過待ちがあったりで、何と中井まで50分以上かかった。乗り方を間違ったと思った。多分高田馬場まで急行で行って折り返すとか、国分寺まで出てJR中央線〜東西線で落合についた方が早かったに違いない。
電車の中では息子はわたしのiPhoneでずっとパズルをやって静かにしていた。彼は自分で何かをやっている事が大事なのだ。多分わざわざ郊外に行って散歩をするのは、何かをやっている、うちには入らないだろう。治療は4月から始められるといいのだが。