「腐考の至り」リセット おもろいオッサンたち47 

嫁買いの幸夫
      ページ269


人里離れた所に住む幸夫、

今回の嫁で何人目だろうか? 

私が知っているだけでも四回目か? 

もう奴の歳も50代の半ばだろうに、

今回の嫁はまだ30才半ばだろうか、

小学生の子供が二人いるようだが

若い嫁を貰えるのは羨ましい限りだ・・・


子供の頃から人付き合いも少なくて

言葉使いも荒く、

長じてからは無理に

綺麗な言葉を使おうとするものだから

違和感がある、

のに何故?


現在、

嫁がいなくて年を経ても

独り者が多い時代に・・・ 


奴の家は集落から

かなり離れたところにある。

奴の親も若い頃から

村人達との付き合いは一切せずに

五年ほど前に亡くなった。
又、

村人も一切奴の家に近づくような事はない、

私達も子供の頃には

自分の家から離れていることもあり、

絶対にこの家に近づくような事はなかった。


奴の家の近くで遊んでいても

家の中で怒鳴りあうような声が

始終聞こえたし、

自分たちの親にも

近づかないようにと云われていた。


俗に云う村八分というようなものでもなく、

奴の家のほうが

一切の干渉を絶っていたのだ。


十年ほど前までは

救急車を呼ぶような事がよくあった、

多いときは年に5回ほどもあっただろうか。


私の店に奴が顔をだす事もあったので

私が覗きに行く事も度々あった。
いつも身内の喧嘩で

親子喧嘩だったり兄弟喧嘩、

夫婦喧嘩も度々あった、

それも想像を絶するような修羅場だ。


時には

喧嘩の仲裁に入る事もあったのだが、

仲裁に入る事により

奴らは自分勝手な訳の解らぬ事を言うばかりで、

火に油を注ぐような結果になり、

時には私の方が腹を立ててしまい

手を出して収めたこともある。


だがこの十年ほどは諍いがない、

最初の嫁さんが

家の金を持って出て行ってからだ。


この最初の嫁が来た時も、

「よくまぁ、

あの家に来る嫁があったものだ」

と集落の人達は噂をしあったものだ。


奴は風采のあがらぬ男で

家の中の状態は・・・
しかし、

親がよく働く男で

親戚づきあいもしなかったので

小金は貯めていたのだろう、

結婚相談所の紹介で

かなりの金を使ったらしい。


又、この嫁もこの家の者たちと

変わらぬほど気が強かった。

それでも長男が高校生、

妹が二人とも小学生だった頃まで

夫婦生活は10数年続いた。


そして、

数百万円の金をもって家を出た。
風の噂では長男は

もう一人前になって働き、

娘達は母親と一緒に暮していると言う。


そのほうがこの母子にとっては

良いことだと私は思う。


なんでも長男が交通事故を起こして

補償が出来ずに相手方が奴の所に来た、

「出て行った子供の起こした

事故の事などワシは知らん」と

撥ね付けたらしい。


その後、

内容はわからないが

親子で裁判沙汰にもなっているという。


二度目の嫁は何ヶ月間、

居ただろうか? 

現在は母親の元に行っているらしい

次女がその頃には小学生で

マダ奴の家にいた。

その娘が、「酒を飲むお母さんは要らん」

と言ったらしい。

この嫁も結婚相談所の紹介だった。


次ぎの嫁も・・・

別れた理由は定かではない。


今回の嫁と子供、

小学校に通っているのだが

1年以上経った今でも旧姓のままだ、

籍が入っていないらしい、

ナゼ?・・・


ここまで読んでくださりありがとうございます

ランキングが最近、凹んでいますショック!
         
ドクロ腐考のオッサン、再生装置アップポチッとナビックリマーク

オネガイキスマーク・・・・・一日に一度ポチッとな叫び