「腐考の至り」リセット 腐考から冨幸に 

   尊属殺人2
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昨日の記事の続きです。
私が元の職業に戻ってからの事だからだから、

これより10数年後だろうか、

まだ明雄さんは理容師を続けていた。
が、以前に勤めていた店を

”ム所帰り”ということで

客とのトラブルが続いて辞めてしまい、

次ぎの仕事先を探していた時に

客として私の理容店に来た。


彼の頭を刈りながら

彼の仕事の程度や様子を

聞いてみたのだが、

すでに理容師免許をとって

二十年近くも経っていたのにも拘らず

サッパリまともな仕事はできないらしい。
彼の出来る仕事といえば

ハサミを持たせてももらえず、

シャンプーや顔剃りだけの仕事だけで十数年。
すでに手先が固まってしまい

今以上の技術の向上は望めない。

その上歳をとり性格も頑固になっていて、

刑務所で憶えた中途半端な

耳学問だけが身についていた。
当然、そんな程度の技術では

再就職をしようにも何処の店も使ってはくれない、

まして自分で開業も出来ない。

いまさら重いものも持った事のないヤワな体で

重労働も出来ないし

他の仕事に就くにしてもナンの技術もない。


古来より“むかしとった杵柄”

と云う言葉がある、

歳を経ても

昔覚えた技術を忘れているようでも、

体がいつまでも憶えているという

例えなのだが、

明雄さんの場合は若い頃に

一人前の技術が身についていなかったので

歳を喰ってからは体の動きも悪くなり、

そのうえ老眼にもなりかけ、

只でさえ中途半端な仕事が

サッパリできなくなっていた。


結局のところ、

当時出来たばかりの

安物技術の店に就職をした。


私が昨日書いた私との係わりなのだが、

以前に記事にした

“この男凶暴につき注意”

のシリーズの私とヤクザ者とのいざこざ。
色々とあったのだが、

あとで聞いたところによると

私と明雄さんがごっちゃ混ぜになっていたらしい。


私の家と事件があった彼の実家は

数軒隔てた所にあり、

年齢も7才も違うのだが

”親殺し”

が私だと勘違いをして気味悪がり

敬遠していたヤクザも結構いたらしい。


これは、当時の若頭のシャブ中のオンナが

経営していたスナックで聞いたのだから

間違いはない。

“アンタも色々とやっとるやんか”

私はただ単にヤクザと喧嘩をしている事だけを

云っているのだと思っていたのだが、

話をしているうちに段々と辻褄が合わなくなる。


私が長年ム所務めをしていたような事を云う、

“あぁ、これは同姓なのでワシと明雄さんを

同じ人間だと勘違いしているな”

と思うような事が他にも度々あった。


これはヤクザ相手だから

別段問題は無かったのだが、

スナック経営をやめ

元の職業に戻って理容店を開業した時に
一般の人たちまでが私を

“親殺し”と勘違いをしていたのには参った。


開店した店が事件のあったところと近所、

刑務所で技術を習得した理容師がいる、

年齢が7才も違うのだが同姓だ・・・

ここまで読んでくださりありがとうございます

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