「腐考の至り」リセット そんなん わかるかい!
起きて半畳、寝て1畳
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同じような言葉に、
「千畳敷に寝ても畳一畳」
という言葉がある。
意味はどちらも同じ、
文字どうりのものだ。
私のいた拘置所の独居房は、
以前にも書いているように
少々小さい畳だが3畳“も”ある。
雑居房の事は詳しくは知らないのだが、
部屋に備え付けの
規則等が書いてあった冊子を
見る限りでは一人一畳で寝ていたようだ。
私の田舎では跡を継ぐ子供が無く、
夫婦だけや一人住まいの
老人達が大きな家に住んでいる。
生活に使う部屋は精々がふた部屋か・・・
老人夫婦達には訪れる人も少なく
何年も使っていない部屋が沢山あるという。
私が馬鹿なことをしでかし
焼失してしまったもの・・・
家は築六十年にもなるので
金銭的な値打ちが無くとも、
家財道具は金に換算すると
かなりな金額になるだろう。
それより子供達の品物。
想い出が詰まった品々、
そして無形の生まれ育った家への想い・・・
子供達は、
私が帰って以来
一切私に悔やみ事は云わない、
むしろ未だに私の精神状態や
経済状態を気遣ってくれている。
カミさんも云わない、
が唯一つ悔やむ事があった。
焼失した家は古い家であっても
部屋数がかなりあった、
子供達の家族がいくら大勢で
泊まりに来ても大丈夫だったし、
何より多人数で飲食が一度に出来た。
ひとつ、
一つの部屋は狭くとも
襖や障子を開ければ幾らでも繋がる。
現在では余り歓迎されない田舎の民家だ。
現在母親は和室、
弟は12畳の洋間、
これには風呂も台所も一応は全て揃っている。
私とカミさんは店に繋がった13畳の洋間、
これに娘夫婦が来た時に泊まれる
7畳の洋間があり普段は使っていない。
こちらも母親達の住まいと
棟続きだが台所も風呂もある、
だから生活をするのに不自由はない。
ただカミさんは、
「皆が一度に集まれる部屋が欲しい」
と云うのだ。
都会で生活をしていれば
そんな贅沢な事は云えないのだが、
今までも、
できていた田舎だから云えるのだ。
但し、
一度だけポツリと云ったきりだが・・・
これからの季節は
野外でバーベキューが幾らでもできる、
焼跡の広い土地がある、
アユも幾らでもある・・・
それで勘弁してもらおう・・・
ここまで読んでくださりありがとうございます
腐考のオッサン、再生装置
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