「腐考の至り」リセット 腐考から冨幸に
命 1 ページ170
馬鹿なことをやった私が
命について書くのは
少し気がひけるのだが・・・
昨日は月曜日で休業日。
この半年ほどはカミさんと二人で
昼に食事に出かけ、
夕方に何処かの立ち寄り温泉に
行くのが決まったコースだ。
先週は三田、先々週は姫路、
その前は三木。
私のところから一時間前後で行けるところが
20ヶ所近くもある。
城崎温泉は二時間かかるが
有馬なら一時間ほどか。
だが、昨日の暑かったこと、
露天風呂に入っていても
笠を被らなくては居れないほどだった。
風呂に行くのも夫婦二人だけでは
燃料代も無駄だし、
賑やかなほうがいいので
いつも誰かを誘う。
といって平日の昼間・・・
暇な奴しかいない。
そこで、いつも一応はテツを誘うのだが
奴はほとんど行かないという。
足元がおぼつかないから
滑って転ぶのが怖いのだ。
昨日は、
いつだったか“パチンコ屋人生”
の記事で書いた“川上のオッサン”に
電話をして奴を連れて行った。
景品交換の金を
持ち逃げしたオッサンだ、
警察に出頭したものの
被害届けは出ていたのだが
起訴をされずに済んでいる。
帰ってきて以来は、
2ヶ月ぐらいの間隔で散髪にきている。
月に一度は来ていた、
以前ののダンディさは微塵もない、
ただの老いぼれジジイだ。
人間、
生きる張り合いや
仕事などの目的を失くせば
これほど変わるものか、
たかが1年ほどで
20才ほども老いているように思う。
奴には身寄りがないので
生活保護の申請もスムースにいったようだ、
が、昨日は風呂に入っていても
陽射しが熱かったので、
しきりに日焼けを気にしていた。
「民生委員が訪れた折に、
ワシが日焼けをしていると
“仕事をしているのでは”と疑われる。」
だから日に焼けたら困るのだと云う。
風呂の中でも帰りの車中でも、
「コロッと死ねたらいいんやがな・・・」
と言っていた。
ここにも死にたい奴がいる。
家に帰り着き、
ブログを覗いてから
簡単な酒の肴を買い、
ビールを下げて
テツの家に行ったのは5時前。
最近テツは朝から飲んでいるようだ、
一日に2Lの水を飲め
と医者に言われているのだが、
“混ぜ物をせん事には
水ばっかり飲めるかい!”
そこで、
奴のカミさんはスポーツドリンクを
沢山買い込んで置いているのだが
奴は飲まない。
奴は体を動かさず汗をかかないので、
「不味くて飲めない」
らしい。
と云って最初は
薄い焼酎を混ぜていたらしいのだが、
最近は段々と濃くなり、
飲むのも一日中になっているようだ。
そして四六時中、
「死にたい・・・他界したい。」
と云っている。
周りのみんなに、
「運動をしてまず体を戻せ」
と言われるのだが、
「酒を飲み続けて死にたい・・・」
甘い、
いつまでも甘い・・・
ここにも“死にたい男”がいる。
テツの家に行って、
外から声をかけるが反応がない、
おそらく寝ているのだろう、
朝も昼も夜の区別もつかなくなってきている。
別段、
奴と酒を飲みたくて奴の家に来た訳ではなく、
しばらく奴の顔をみていなかったので
少々気になっていたのだ、
そのまま奴の家を後にした。
一方、
死にたくもないのに、
何も悪い事をした訳でもないのに・・・
生きていたいのに、
間もなく死を迎える者もいる・・・
本人だけではない、
家族も苦しんでいる・・・
ここまで読んでくださりありがとうございます
腐考のオッサン、小躍り装置
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