おもろいオッサンたち ⑰ ページ64 平等院まで、マタ宴会。
平等院
平等院(びょうどういん)は、京都府宇治市にある藤原氏ゆかりの寺院。
平安時代後期・11世紀の建築、仏像、絵画、庭園などを今日に伝え、「古都京都の文化財」の一部として世界遺産に登録されている。
山号を朝日山と称する。宗派は17世紀以来浄土宗と天台宗を兼ね、現在は特定の宗派に属さない単立の仏教寺院となっている。
本尊は阿弥陀如来、開基は藤原頼通、開山は明尊である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
目が醒めたのは七時頃、
寝たのは三時頃だから4時間はぐっすりと寝ていた。
昨夜も寝つけそうもなかったので持っていっていた睡眠薬を飲んで三十分ほどで眠りについていたのだ。
あれほど酒を呑んでいても眠くはならなかった、
テツとオニはすぐに寝息をたてていたが。
隣の部屋からは私が寝付くまで話し声が聞こえていた、
奴らは眠ったのだろうか?
7時半から8時に朝食だと仲居さんが言っていたので風呂に行こうとタオルを探していたらテツも起きてきた。
「あいつら朝まで賑やかやったぞ、
煩そうてワシは寝れんかった。」
どうやら私が寝ついた後でテツはまた目が醒めたらしい。
「オニはよう寝とったけど・・・
お前、風呂にいくんか?
ワシも行くワ。」
二人で階下の風呂に行くと、
アクマがすでに入っていた。
「お前、寝てないんやろ?」
「いや、二時間ぐらいは寝たやろう、
後の二人はまだ寝とる。」
やはり長年、
会社勤めをしている奴はいくら飲んでもきちんと起きている、
長年の習性だろう。
「お前、
夕べオニに噛み付いて、
次ぎはケツの穴に喧嘩を売っとったけど覚えとるんか?」
湯船に三人で浸かりながらアクマに聞く、
「おゥ、みんな覚えてるよ。」
すまし顔で言う、
憶えているという奴は余計に始末が悪い。
おそらくここに今はいない、
オニとケツの穴とKYは憶えていないだろう。
テツもいくら酔っ払って酷い日があっても、
あくる日に奴に聞いてみても憶えている。
「ワシに喚いたんもか?」
「大体な・・」
ケロッとしている。
風呂からあがり部屋に帰るとあとの3人も、もう起きていた。
服を着替えて昨夜宴会をした部屋に行くと、
もう朝食の準備が出来ていた。
「お姉さん、
銚子を10本とビールを二本持ってきて。」
とケツの穴が仲居さんに言う。
そしてみんながビールのコップを手にしたところで、
「出所祝いや!
カンパーィ!」
今朝はケツの穴が音頭をとる。
そして私に、
「お前、夕べはもうあれだけ呑めたんやから体はもう大丈夫やろう?
今日は車の運転をしてくれ。」
奴は今日はもう運転する気はないようだ。
私は慌てて手にしていたグラスを空け、
「それは大丈夫やけど今日は何処へ行くんや?」
全員で声を合わせて、
「お前にまかすがナ!」
しかし、
酒を呑める者がみんなが機嫌よく呑んでいるのを前にして、
呑めずに待つ辛さ・・・
やはり地獄の宴会だ。
朝から延々と続く・・・
しかし、
夕べから幾ら呑んでいるのか?
ビールが10本、
銚子が56本、
焼酎720cボトルが二本半、
缶ビールは本数がわからない。
一つの自販機が売り切れになり都合4回は買いに行っている。
そして朝から・・・
七時半から九時頃まで朝の宴会は続いた。
私がハンドルを握ったのは九時四十分、
ナビを宇治の平等院にセットする。
「お前ら、
乗る前にトイレに行っとけよ!
ように絞っとけ。」
30分もあれば着くだろう、
しかし、
平等院に着いたのは11時前。
1時間以上もかかっている、
たいした渋滞もなかったのに・・・
旅館をでて車を走らせ5分もするとテツが、
「おィ、コンビニや!」
コンビニに停めると私を残してみんなが降りてゆく、
しばし待つうちに2つの袋を提げて出てきた。
「運転手さん、ハイ! コーヒー。」
親切な事だ。
そして助手席には誰も座っていない。
後ろの席では、
「オィ、このテンプラが旨いぞ。」
「このから揚げも旨い。」
ゴクゴクとノドを鳴らす音、
「おィ、運転手!
今からいくところはあまり歩かんでもエエんやろうな?
昨日みたいな坂や階段があるところはシンドイからアカンゾ。」
とオニが言う。
「なにをヌカスか寺や神社には階段がつきもんじゃ。」
10分も走ると、
「運転手!
漏れてしまう!
とめてくれ!」
今度はケツの穴、
「さっきのコンビニでトイレに行ったやろうが?」
「ワシは行ってないんや!」
又、コンビニだ、
「みんな、ついでに行っとけよ。」
と云いながら私もトイレに付き合う、
朝からあれだけ呑めば仕方もなかろう。
又アクマが袋を提げて車に乗り込んできた、
「ハイ、運転手さんはコーヒー。」
「あと15分もかからんからもう止めんぞ。」
しかし、
誰も私のいうことなど聞いてはいない。
平等院まであと2~3Kのところで、
「お~い、小便や止めてくれ。」
「もう、3~4分や辛抱せい。」
ところが工事中のところがあり、
なかなか前に進まない。
その上堤防を過ぎて今は街中に入っている。
「あれからもう五分以上たっとるやないか・・・
モレルー・・・」
「じゃかましい!
ワシのせいやないワ!
空き缶にでも入れとけ!」
「・・・」
「・・カンビール・・・クチがチイサイ・・」
低い声で聴こえて来る・・・
「コンビ・・・ビニールフク・・カサネテ・・・」
私も一生懸命笑いを堪えている。
やっと工事中を抜けた。
しかし後ろは静かだった、
ただガサガサという音だけは聞こえていた。
私はこの結果は知らない・・・
奴らの名誉の為に・・・
ホントウは知っているが知らない・・・
しかし奴らは駐車場に入ったとたんに袋を提げてトイレに走っていた。
誰とダレとは言えないが・・・
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