おもろいオッサンたち ⑮ 清水寺から宴会へ ページ 62
恐ろしい舞妓さんたちとの遭遇、
のあとは清水の舞台での記念写真。
テツとオニだけははまだ先程の舞妓さんの正体を知らない。
誰も教えない、
あれだけ喜んでいたのだから、
奴らは知らない方が幸せだろう。
丁度、本堂の近くに来た時、
ここでテツのガソリンが切れたのか、
今までの運動不足がたたったのかは定かではないが
ゼンマイ仕掛けが壊れたように動きが止まってしまった。
「もっと先へ行くぞ、
動けや。」
と誰が言っても動かない。
オニまでが気を使って、
「杖を貸してやるから、」
と言っても、
(もともとテツのためにもってきたものだが)
肩で息をながらイラナイというふうに手をふるだけ。
ガソリン補給をさせようにも境内には当然ビールの販売機など無い。
我々も腰を下ろして並んで一服をするがタバコも吸えない所での休息は手持
ち無沙汰だ、
自然に前を歩いている人たちに目を向けている。
まるで老人会のようなジジイたちがヤンキー座りをして、
“イヤラシイ”眼でつきで若い女の子の足やケツを見ているような構図だ。
しかし、ここは寺だというのに若い女の子が多い、
眼福だ・・・
それでも15分ほどたつとテツが動き出した。
若い女の子のケツを眺めていたのが、
酸素吸入のような効果をもたらし瀕死のオッサンを蘇らせた。
清水の舞台から境内を回り、
手すりを持ちながらゆっくりとゆっくりと下に下りる、
まるで百才を超えたおじいさんのように・・・
なんとか駐車場にたどりついた。
あとは地獄の宴会場までまっしぐら、
いや、
途中で持ち込み用の日本酒4合瓶を二本買う、
寝酒だ。
同じこのホテルで宿泊を申し込んで同じコースの宴会をすれば一万三千円。
宴会後の朝食つきの宿泊ならば8900円。
どこが違うかといえば、
部屋に直接チェックインせずに宴会終了後に宿泊、
これだけで四千円の違いだ、
そして宴会前には風呂も入れる。
ロビーで10分ほど待っている間に、
今日の会計を担当しているKYがチェックインの手続きを済ませ、
みんな揃ってとりあえず風呂に入る。
「百才をこえたようなおじいさん」
のはずのテツが元気を取り戻してきた。
他のみんなが昼食時にビールを飲んでいても、
呑まずに車を運転していて少々不機嫌だったケツの穴も風呂につかってからは飲む気満々だ。
KYと私も元気、
オニだけは体力不足がたたったのか少し疲れ気味のようだ。
宴会は六時開始、
オーダーは七時三十分までで宴会終了が八時だ。
今から“合戦が”始まる、
仲居さんが鍋に火をつけて飲み物の注文を聞く。
とりあえずビールを10本頼む、
6人になべが二つ、
牛肉、豚肉、鶏肉、さかな、貝、野菜もてんこ盛りだ。
合戦のほら貝じゃなくKYなおっさんが一応私に無事生還の祝いを述べて、
カンパ~ィ、
あっと言う間にビールがなくなる、
テツが、「やっと生き返った~」
あとは焼酎のボトルと氷、
そして酒は銚子で、
焼酎はサントリーのブランド物でまあまあのものだ。
しかし牛肉は不味い、
オーストリア産だろう。
豚肉はデンマーク産でもまぁまあ喰える。
しかし鶏肉は誰も喰わない。
結構我々の口は肥えている、
酒はなんでもいいが・・・
豆腐やツミレ、野菜、
魚をサカナにどんどん呑む。
たいしたことではないが、
何も知らずに笑顔で我々を呑み放題の宴に招き入れたこのホテルに、
私は少々憐れみを感じながらも・・・
奴らと一緒になってリハビリの為にひたすら呑む。
奴らも声高になんら周りを気にせずガブガブと水を飲むように、
いや水ならばこんなに飲めないだろう。
「帰る心配せんでもエエんやから、
ナンボ呑んでもひっくり返っても大丈夫やからなぁ、
そやけど小便だけはもらすなよ!
テツー!
オムツ買うてきたろうか?」
一時間ほど過ぎた頃には焼酎の4合ボトルも二本目に、
ビールは最初の10本だけで酒は40本ほどか。
最初、「いくらでも飲んでくださいよ、ドンドン持ってきますから。」
と、にこやかに言っていた仲居さんもボチボチあきれ顔だ。
それでも少々ペースが落ち着いてきた、
肉はたっぷりと余っているが誰ももう要らないと言う。
七時二十分頃になって、
「ラストオーダーです。」
と仲居が告げに来た。
まだ飲める時間は四十分ある、
酒は先程10本を追加していたのであと6本、
そして氷と焼酎をもう一本。
仲居さんが、
「ご飯はどうしますか?」
と聞くので夜食用におにぎりにしてもらった。
結局一次宴会は、
ビール10本、酒56本、焼酎がボトル2本半。
いつも誰かがグダグダと言い出すのだが今夜はみんな機嫌がよい。
風呂に入るものや部屋で寝る者、
三人づつで二部屋に分かれる。
テツとオニ、KYなオッサンはとりあえず寝たようだ。
わたしとアクマとケツの穴は持ち込んだ日本酒と一緒に買っていたオツマミで又飲みだした、
風呂に入って一汗流してきたがまだ九時だ。
しばらくするとオニとテツがKYのイビキがうるさくて眠れんとこちらの部屋に来た。 丁度いい、
私も付き合いに疲れていたので奴らの相手をオニと交代してもらい、
テツと一緒に横になる。
どれほどウトウトとしていたのかは判らないのだが、
大きな怒鳴りあう声で目が醒めた。
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