
そこには、たまに会う「くるみ」ちゃんがいます。
あたしより少し年上で、落ち着いているけど…
どうしても距離が縮まらない相手。
久しぶりに顔を合わせた瞬間、
あたしはつい身構えて「シャーッ」と言ってしまいました。
だって、相手も同じように警戒してくるんだもの。
くるみちゃんはソファの影からじっとこっちを見ていて、
ご主人様のことは好きみたいだけど、
あたしのことはどう思ってるのか、まだわからない。
仲良くできたらいいのかもしれないけど、
猫としては簡単じゃないのです。
匂いも違うし、縄張りも違うし、
お互いに“ここはどっちが先に動く?”みたいに探り合ってばかり。
でも、ご主人様がそばにいるから、
怖くはないんだよ。
今日も結局、
あたしとくるみちゃんの距離はそのまま。
もう少し時間をかければ、
いつか少しは近づけるのかな。