ポール牧、飛び降り自殺
眠らない街・新宿で永眠/東京
■この日の俺■
夜、近所の下町価格の飲み屋で呑んでいたら、
たまたま客に落語家さん(真打)がいて、
「あの人は売れていたから(仕事が減ると淋しくなるんだろう)ね、
俺なんかずっと売れてないから淋しくなりようがない…ハハハ」と自嘲気味に笑っていた。
なるほど、見たことない顔…ある意味、納得である。
もしも、若くして大成する人生と大器晩成の人生のいずれかを選択できるとするならば、明らかに後者のほうがいいような…と、もはや前者を選択できる立場にないにもかかわらず、いや、立場にないからこそ絶対後者だよな、と激しい妄想に支配されたりされなかったり。
- 著者: 林 雄司
- タイトル: 死ぬかと思った〈3〉
