喜び



自分はこれまで、サッカーを通して出会った人達から、多くの影響を受けてきました。


指導者やチームメイトはもちろん、応援してくれる家族や友人、サポーターからも。


自分自身のサッカー人生ではあるけれど、それは色んな人の影響を受けて形作られるもの。


そんな感覚は、年々強くなっています。



それと共に、


ここ最近、人からもらった力をうまく自分の力に変換できるようになってきた気がしています。


終盤戦は厳しい状況が続いたけど、みんなからうまくパワーをもらいながら、信じて前向きに戦い続けることができました。


年の功ってやつかな?笑


何はともあれ、


"自分の力と周りが与えてくれる力、その全てを懸けて戦いに挑む"


この感覚とプロセスを味わえること自体、サッカー選手としてこの上ない喜びだと感じています。




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悔しさ



残留が決まった瞬間、めちゃくちゃほっとしました。


あー、よかったー。


試合後のロッカールーム、クラブハウスに戻ってから、翌朝目覚めてから、気づけばふとそう口にしていました。


でも不思議と、嬉しさみたいなものはほとんど込み上げて来ませんでした。


シーズン通して考えると、やっぱり悔しさや歯がゆさが圧倒的に大きかったからかもしれません。


16位という順位でシーズンを終えることになってしまった事実を謙虚に受け止め、この悔しさを来季にぶつけたいと思います。




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責任



名波さんは選手を息子達と言ってくれて、実際にどんな時も矢面に立ち責任を1人で引き受けてくれようとします。


プロの監督は、結果に対する責任を背負わなければならない厳しい立場だというのは、自分も理解しています。


だけど、サッカーとは本来そういうものではないはずです。


年齢に関係なく、選手一人一人が責任を分け合わなきゃいけない。


コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、会社スタッフも同様に。


そしてサポーターにも、共に戦う責任を分け合って欲しい。そう思います。


誤解して欲しくないんですが、今シーズン16位に終わってしまった責任という意味ではありません。


今年は例年以上にサポーターに助けられた1年だった。


各選手がシーズン後に発信している言葉を見てもらえれば、サポーターに対して感じている想いや感謝の気持ちは分かってもらえると思います。


分け合って欲しいのは、これからジュビロを強くしていくという、クラブの未来についての責任や自負の部分。


ジュビロを強く、より良いクラブにしたい。


そう想ってくれているサポーターが本当に多くいる。


クラブを成長・発展させていくためには、


選手にしか出来ないこともあるし、サポーターにしか出来ないこともある。


個人的な意見ですが、同じスタジアムに足を運んでくれる人たちの中でも、観客とサポーターは分けて考えていいのかなと。


サポーターとは、より高め合い、支え合い、時に要求し合える、同志としての関係を築き上げていけたらと思います。



1年間、本当にありがとうございました。


来季以降も、熱い応援とサポートをよろしくお願いします。