日本のW杯出場が決まりました。
選手達の想いや闘志が伝わる、素晴らしい試合でしたね。すごく感動しました。
さてと、私事ですが、
その日本代表のオーストラリア戦の前日、8月30日に、ジュビロに復帰させてもらうことが発表になりました。
この決断に至るまでには、本当に色んなことを感じ、考えました。
ジュビロ磐田というクラブは、下部組織で10年、プロで3年半、正真正銘、自分を育ててくれたクラブです。
そのクラブを離れる決断をした3年前、ジュビロはJ2で昇格争いの最中にありました。
そんな苦しい状況でチームを離れることの意味は、自分で理解して旅立ったつもりです。
例え、その決断で将来ジュビロに戻れなくなるとしても、
1人のサッカー選手として、自分は海外挑戦を選びました。
その決意が、簡単には日本に帰れない、帰りたくないという覚悟として、苦しい時に自分を支えてくれました。
ただ、自分は3年間で大きな成功を収めた訳ではありません。
様々な経験をさせてもらい、手応えを感じていますが、やり遂げたという実感には程遠いです。
だから、今回の日本への復帰を簡単には決断できませんでした。
あの状況でドイツに渡る決断をしたからこそ、簡単には諦めて帰りたくない。
そう思いました。
戻る先が、不義理をしたにも関わらず温かく迎え入れてくれる愛すべきクラブであっても、
監督が、ジュビロ在籍時も移籍後も、ずっと自分のことを想いアドバイスをくれていた名波さんでも、
古巣への復帰を簡単に決めていいのかという葛藤がありました。
結果としては、その想いや葛藤によって、決断や加入がこの時期になってしまいました。
クラブには、自分のその想いを理解して、尊重していただき、そしてこのタイミングで迎え入れていただきました。
木村社長、服部強化部長、名波監督に、とても感謝しています。
最後に、サポーターの皆さん。
先程、チームを離れた時の経緯を書きましたが、その決断の直後も、ドイツでの3年間も、ずっと応援して支えてくれたジュビロサポーターの存在は、自分にとって本当に大きなものでした。
とても感謝しています。
再びジュビロに戻る今、皆さんとまた共に戦えることがすごく嬉しいです。
早くコンディションを上げて、ピッチに立って活躍できるように頑張ります。
ジュビロ磐田に関わる全ての皆さん、改めてよろしくお願いします。