人事考課会議が終わりました。マネジャー昇格対象年次のシニアアソシエイトの皆さんと仕事が多いので、必然的に彼らの昇進に私の意見・評価が大きな影響を与えることになり、責任重大になっていますが、彼らを見ていて、思うことを少し纏めてみました。

まず、ベースとなっているのは、能力的にはそれぞれ長所短所は異なるけれど、十分評価に値するものをもっていること。当たり前ですが、1人でほったかしにしても仕事を回すでしょうし、「ちょっと厳しいかな?」と思っても、仮にマネジャーワークをやらせてみると、多分彼らなら何とかやりこなすでしょう。

でも、個人的にマネジャーとして推せないメンバーに共通しているのは「危機感」と言ってもいいと思います。私の周りの素晴らしい方々は無意識にこの「危機感」を持っているのだと勝手に思っています。ある種の「成長意欲」と言ってもいいかもしれません。

危機感さえ持っていれば、どんなに自信がついても、どんなにプライドが高くなっても、道を誤ることはありません。だから、危機感を持ち続けられる人は素晴らしく、これが実は差が付きやすいポイントだと考えています。

自己研鑽する人っていうのは恐らく「なりたい自分」「叶えたい夢」「達成したい目標」を明確に持っている、とその辺の自己啓発本に書いてあると思いますが、むしろ、私が接している方々の意識はそれも当然ありますが、「その先に進まなければ衰退であり、危機感は徐々に薄れてくるものなので、その状況は自分にとってマイナス以外何物でもない」ということをしっかり分かっているのだと思います。だから、頑張れる、いやむしろ頑張りたくなるんだと思います(極めている人は「頑張っている」という意識すらないかもしれません)。

ワークライフバランスのもと、「ダラダラ仕事をせず効率的に仕事をして早く帰ろう」ということが最近しきりに言われるようになりました。でも、これって「仕事を早く切り上げて惰性の時間を過ごそうぜ」と言ってるわけじゃないですよね。

『一流の人ほど休憩時間の使い方が一級品』

とダンスプロデューサーの夏まゆみさんも著書の中で言っています。むしろ、ワークライフバランスが当たり前になった方が努力の結果が明確な「差」として表れやすいと思います。夢や目標のある人であれば自由に使える時間を「前進する時間」に使うので、仕事を残業なしで切り上げて居酒屋に直行する人たちを、能力でも仕事の結果でも圧倒するのは火を見るよりも明らかでしょう。

「危機感が弱い」人達に火をつけるのは非常に難しいですが、これを乗り越えられると、絶対に彼らは正真正銘の昇格者になり、後輩をしっかり指導できる立場になると思います。なかなかこれは言って分かってもらえれるものではないので、本人たちに気付いてもらう以外ありませんが、一緒に仕事をした仲間が成功する姿を見るのは大好きなので、ぜひ気付いて欲しいと思っています。