先日、「引退屋リリー」全公演終了致しました。
つかこうへいさんの七回忌特別公演、そして未発表の戯曲のオリジナルキャストとして紀伊國屋ホールの舞台に立てた事は、本当に光栄でした。
演出の岡村俊一さんとご一緒するのは、これで4度目。
期待を裏切らぬ様、それ以上のパフォーマンスを出せる様、臨んだつもりです。
が、やはり今回も色々と引き出して頂き、改めて器の大きさに胸を打たれ。
主演の馬場徹さん。
仲良くなり、稽古終わりもよく飲んだ!
しかし、やはり一番楽しかったのは、舞台の上でぶつかった時でした。
ばーちょんの凄いところを挙げりゃキリが無いんですが、一言で言うと、
真ん中に立つ馬場徹はかっこいい。
これに尽きます。
リリー役、祐真キキちゃん。
クールに見えてキュート、大胆に見えて繊細だったり。
本当に魅力的な人。
その人が、人間が作品を描き出すというのを、目の当たりにした感覚。
月並みな表現になりますが、キキちゃんだからリリーを演じられたのだ、と思う。
宮崎秋人。
夕陽伝に続き、共演しましたが。
若さ、青さ、元気さ・・・
それらを全部、勢い、愛嬌、パワーに変えて疾走してました。
ただ、、、先輩をネタにするならスベるんじゃねえ!!笑
町田慎吾さん。
殺陣稽古、僕がまっちーさんをブン殴り過ぎたせいで、まっちーさんはムチウチになり、僕は腕が上がらなくなりました。笑
まっちーさんファンの皆様、すみませんm(._.)m
ある種、劇中でコンビの様な部分もあり、100%の信頼を置ける相手でした。
そして、まっちーさんのダンス!
ダンスで表現するというのはこういう事か!と、本物を見た衝撃たるや。
吉田智則さん。
智則さんにも言って頂いたのですが、劇中、ほぼ絡みが無かった事が心残り・・・
本当に優しく接してくださり。
技術や経験はもちろんですが、
演劇に対する〝姿勢〟を、稽古初日から千秋楽まで学ばせて頂きました。
山崎銀之丞さん。
銀之丞さんと博打を打てた事、僕の財産です。
あのシーンだけでも、笑いから間から空気の動かし方、数々の事を教えて頂きましたが、
人としての愛情、演劇への愛情、
何よりも、背中を見せて頂きました。
ラストの独白、物理的な背中も、毎公演、痺れました・・・!
これからも受け継がれていくべき作品。
「引退屋リリー」が末長く愛される事を・・・
「引退屋リリー」を応援して下さった皆様、ご来場下さった皆様、
本当にありがとうございました!