上野恩賜公園 の見どころ


東京散歩へようこそ



西郷隆盛銅像

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西郷隆盛と龍馬も1864年に出会ったと

伝えられています。
龍馬は初めて西郷と会った時の感想を、師の勝海舟に次のように語りました。


「西郷というやつは、わからぬやつでした。釣り鐘に例えると、
小さく叩けば小さく響き、大きく叩けば大きく響く。もし、バカなら大きなバカで、
利口なら大きな利口だろうと思います。ただ、その鐘をつく撞木が小さかったのが残念でした」

西郷を「釣り鐘」に、龍馬自身を撞木(しゅもく)に例えている。
いかにも坂本龍馬の言葉であると言えそうです。
 
龍馬は土佐藩を脱藩していた一介の浪人です。
対して西郷は薩摩藩を代表する人物です。
大藩の重臣であれば
浪人の龍馬の言葉に簡単に耳を貸すことはなかったことでしょう。

しかし、西郷は龍馬の言葉をすんなりと受け入れました。
これは西郷が龍馬に対し、絶大なる信頼感を持っていたからです。
こうして1866年1月、薩長同盟が締結されました。
最初の出会いから一年余りで
二人は薩長同盟という大仕事を成し遂げたのです。


いよいよ幕府と薩長が戦争になった際
妻を西郷家に預けておけば、
自分は何の心配も無しに働くことが出来る
と手紙で姉に述べている。

いかに龍馬も西郷のことを信頼していたのかが、よく分かると思います。
西郷と龍馬二人は厚い信頼感によって固く結ばれ
幕末という激動の時代を生き抜いたのです。