美の基準を作った誰かがいるはず。
造形物とはそれが自然のものであれ人工的なものであれ様々な可能性を具現化したものである。
この世には良しとされるものと悪しとされるものがある。
良しとされるものを本当に自分が良しと思っているのか、
悪しとされるものを本当に自分が悪しと思っているのか、
自分で思っているようで感じているようで実のところ誰かが作った基準にしたがっているだけなのではないか?
つまり思わされている感じさせられているということである。
自然の中にあるものを美しいもの、
つまり良きものだと感じている自分。
あるいは良きものだと感じさせられている自分。
仮に後者が真実であるとしたら、
基準を作ったのは誰なのだろう?
どれほど昔の人間なのかわからないが、
その人間はおいどんに明らかに影響を与えていることになる。
彼なのか、彼女なのか、
おいどんを
良きものにしたのか、
悪きものにしたのか。
Someone must have established the standards of beauty.
A creation, whether it is natural or artificial, embodies various possibilities.
In this world, there are things considered good and things considered bad.
Do I truly think the things considered good are good,
and do I truly think the things considered bad are bad,
or am I merely following standards set by someone else while believing and feeling that these are my own judgments?
In other words, am I being made to think and feel a certain way?
I feel that things in nature are beautiful,
in other words, good.
Or am I being made to feel that they are good?
If the latter is true,
who established these standards?
I don't know how far back in time this person lived,
but this person is clearly influencing me.
Was it he or she
who made me
a good person
or a bad person?