■今日のニュース

Japan marks 2nd anniversary of tsunami


Japan on Monday marked the second anniversary of a ferocious tsunami that claimed nearly 19,000 lives and sparked the worst nuclear accident in a generation.




■重要語句・イディオム解説

mark ~を祝う、記念する、~の記念である

anniversary ~周年記念日、記念祭、記念行事

tsunami 津波

ferocious 獰猛な、残忍な、凶暴な、激しい、すごい、ひどい

claim ~を奪う

nearly ほとんど、ほぼ

spark ~を引き起こす、~への導火線[引き金]となる

nuclear 核の、原子力の、原子核の、核兵器の

accident 事故、惨事、偶然(の出来事)

generation 世代、一世代、同世代の人々




■対訳

「日本、津波から2周年迎える」


約1万9000人の命を奪い、この一世代において最悪の原発事故を引き起こした猛烈な津波から、日本は月曜日で2周年を迎えた。




■訳出のポイント

タイトル及び本文にある「mark」は、「しるし」「跡」「記号」「目印」などの名詞や、「しるしをつける」「跡をつける」「~をしるす、示す」といった動詞の意味で知られる単語ですが、これ以外にも「~を(…で)祝う、記念する」「<年・月などが>~の記念である」といった意味があり、今回のように「mark (序数) anniversary of …」や「mark ’s ~(序数) anniversary」の形で使われます。


本文中にある「claim」は、「~を要求する、請求する」「~であると主張する、公言する」「主張、断言」「声明」「要求、請求」「権利」といった意味の基本単語ですが、これ以外にややマイナーな意味として「~を得る、<賞など>を取る」「<事故・災害などが><命>を奪う」という他動詞の意味もあり、今回は「claimed」の目的語が「nearly 19,000 lives」(=「約1万9000人の命」)となっていることから、後者の「<命>を奪う」の意味で使われていると判断できます。


また、「tsunami」(=「津波」)を修飾している形容詞「ferocious」は、あまり見かけない単語ですが、「<動物などが>獰猛(どうもう)な」「(血に飢えたように)残忍な、凶暴な」「<感情などが>激しい」「<強意的に>すごい、ひどい」という意味の単語で、今回は「津波」を強意的に修飾表現しているので、「すごい[ひどい]津波」→「すさまじい津波」→「猛烈な津波」と訳出しました。


ちなみに副詞形は「ferociously」(=「獰猛に、残忍に」「ひどく」「激しく」)、名詞形は「ferociousness」(=「獰猛、激しさ」)と「ferocity」(=「獰猛さ、残忍さ」「残忍性」「残忍な行為、蛮行」)があり、いずれも重要ですのでこの機会に覚えておくと良いでしょう。




■記事の詳細

戦後最悪の災害となった東日本大震災は11日、発生からちょうど丸2年を迎えました。


警察庁のまとめによると、8日時点での死者は1万5881人、行方不明者は2668人、「関連死」を含めると犠牲者は2万人以上にのぼり、復興庁のまとめでは、全国に避難している人の数は31万5196人にのぼるとされています。


被災地では、地震が起きた午後2時46分を中心に追悼行事が行われ、鎮魂の一日となり、遺族らは早朝から手を合わせて、故人をしのびました。


また、東京・国立劇場では政府主催の追悼式が行われ、遺族の代表や安倍首相ら各界の代表者に加えて天皇・皇后両陛下も列席し、地震が発生した1446分には、約1200人が犠牲者に1分間の黙祷をささげたということです。


式典は、天皇、皇后両陛下をお迎えした後、国歌斉唱に続き、安倍首相が「今般の教訓を踏まえ、わが国全土にわたって災害に強い強靱(きょうじん)な国づくりを進めていくことを、ここに固くお誓いいたします」と述べたそうです。



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