2023年にお詣りした寺社仏閣を数えてみたら、七十を超えておりました。

振り返りを兼ねて、記録がある限りを纏めてみます。


最近の私が何をしているか、と申しますと、日本各地をあちこち赴いては、その土地土地の寺社仏閣へお詣りしてきた数年を経て、それをSNS上でご覧になった方々から「ぜひ一緒に行きたい」というご依頼いただくようになったもので、私が車を出してご一緒に旅をする、といったことをしています。


お一人でご依頼いただくこともあれば、十数名になることもあって、皆様のご希望されるスタイルに併せてご一緒している次第です。

皆様からご依頼いただく土地は、大概において不便な上、私が車好きだと公言していることもあって、旅はいつも車です。 

車についての拘りを語ると長くなるので割愛しますが、その乗り心地をお伝えするならば、ご参加くださった方から「お喋りしている間に気づいたら目的地に着いていた」とか、「アクセルとブレーキと踏みかえたタイミングが分からない」なんていうお声をいただいたりしているので、どうやら旅路は快適なのでしょう。 


さてさて、前置きが長くなりました。下記が、2023年に参拝した寺社仏閣の数々になります。

こちらをご覧いただいた皆様と、近い将来ご一緒できるのを、楽しみにしております。   



<2023年参拝実績> 

日吉大社(ひよしたいしゃ/滋賀県大津市)

 …日吉社/日枝社の総本社。

比叡山の麓、坂本の土地に坐して、西本宮と東本宮を中心とする多くの社には様々な神が祭祀されている上に、小比叡(おびえ)とも呼ばれる八王子山を信仰する古来からの姿も留めていて、その社域は大変に広大であるから、全容を把握するには1時間あっても足らない。

私は、迷いの闇にあった2017年に初詣に行って以来、何かとお詣りに上がることが多いのだけれど、思い返してみれば亡き祖父母の家が坂本の日吉台という所にあった頃には、この参道をよく通っていたわけで、ずっと加護を受けているのだなぁ、とこの振り返りをしたおかげで思い出している。



  延暦寺 横川中堂ならびに元三大師堂(よかわちゅうどう ならびに  がんさんだいしどう/滋賀県大津市)

…比叡山延暦寺は、京都御所の鬼門を護る古刹。

その寺域は比叡山中に拡がっていて、横川と言われる地域はその中でも鬼門にあたり、国家鎮護の要である。

比叡山という世界遺産にあって、ここまで来ると人影も疎らになるのだけれど、元三大師堂は横川中堂から見て、更に奥へと進んだ先にあり、角大師(つのだいし)と言われる鬼へと姿を変えて世を護られた大師の石碑が出迎える。

ここは、御神籤の元祖と言われ、僧職の方が御籤を引く古来からの様式を保っているので、こちらも大変興味深いがここでは割愛する(詳細は以前、Instagramに挙げているので、そちらへ)





住吉大社(すみよしたいしゃ/大阪府大阪市) 

…言わずと知れた大阪屈指の参拝者数を誇る神社。

住吉造りと呼ばれる様式や、第一から第四まで居並ぶ社殿が有名ながら、摂社末社まで合わせるとその広大な社域を回るには、一時間でも足りないほど。

個人的には、路面電車の住吉鳥居前駅をスタートし、本殿から時計回りにお詣りして、本殿前に戻り授与品や御朱印をいただくルートがお薦め。

最後に煙にいぶされた鰻屋へ行くのも一興。   


四条畷神社(しじょうなわてじんじゃ/大阪府四条畷市) 

…大阪の東に聳える生駒山地の麓にある神社。

四条畷駅の方から緩やかな傾斜の参道を東へ向かうと、鳥居とともに厳しい石段に突き当たる。

石段を迂回するような道があり、自動車はそちらで社殿の高さまで上がることもできるけれど、私のお薦めはこの石段を歩いて上がること。

鳥居の手前、左手にある駐車場は、古くから参道を見守ってきた宿の名前が書かれており、そちらの玄関で声を掛けると、お詣りでしたらお使いください、と停めさせてもらえるので、その遣り取りも含めて、私はいつも石段を歩く。

社殿に最も近い鳥居は、伊勢神宮が遷宮した際に譲り受けたものとのことで、石段を上った高揚感とともに日当たりの良い社域でお詣りする風情は、とても清々しい。  


熱田神宮(あつた神宮愛知県名古屋市)

 …ご紹介されている方がゴマンといるであろう、言わずと知れた熱田神宮について、私に語ることがあるとすれば、見せてくださる様子が時によって大きく異なる、ということである。

2023年に2度お詣りさせていただいたけれど、1度目と2度目では全く違う様子/空気感で、その違いは季節の移ろいや、お詣りする当人の心の揺らぎ、といった分かりやすい言葉だけでは、説明がつかぬところが、熱田神宮をお詣りする醍醐味ではなかろうか。

神域あるいは寺域が大きくなればなるほど、その中に含まれる要素が多くなるわけで、その時々に必要なものを必要な人間に与えてくださる、というのが一つの理解かもしれない。

多くの参拝客が訪れては、そこで感謝や御礼、願い事をしていく場において、我々がしている“見えないもの”を通じての情報交換は、キラリと光る宝剣がご神体となっている(見たことはないけれども、光り続けているに違いない)この場において、その心持ちの澄みようを量られ、光を与えられたり、一刀両断にされたりするのであろう。

そのご神徳は、とても厳しくもあり、とても温かくあるから、人々はまた熱田神宮が坐す森を訪れ、こころの小径を歩きたくなるのではないだろうか。  


三輪神社(みわじんじゃ/岐阜県岐阜市) 

…岐阜市と関市の境目に程近い土地にあって、穏やかな山々に抱かれた田園風景の中にある神社。

明らかに歴史の長さを感じさせる当社へお詣りしたきっかけは、関市出身のシンガーLiSAの面影をここに感じたからであったように記憶している。

実際に地縁があったり、崇敬していらっしゃるかは、もちろん知らないのだけれど、この地の景色はきっと心象風景に刻まれていて、それを歌を通して私が受け取ったのだなぁ、という思いで、お詣りしたのであった。


御首神社(みくびじんじゃ/岐阜県大垣市)

 …平将門に纏わる古き伝承が残る神社。

個人的には、某感染症が流行した2020年の春に、関東地方の無事を祈願し絵馬を奉納して以来、その神徳を崇敬し、可能な限り年初に参拝している。   


越木岩神社ならびに甑岩(こしきいわじんじゃ ならびに こしきいわ兵庫県西宮市) は

難読漢字の読み方はいずれも「こしきいわ」。

阪急電車の夙川駅からは程近くないwが、そこから駅で言うなら苦楽園口、甲陽園といった沿線の山手に拡がる閑静な住宅地に坐す(というか、甑岩や神社が先にあった、というのが正しい)。 

駐車場は社殿のすぐ脇だが、ここはぜひ下の鳥居まで戻って、川音が響く静かな森の参道からお詣りしたい。

立派な社殿の背後にはさらに森が続いていて、少し爪先上がりの石畳を行くと、ご神体の甑岩は目の前に聳えていて、そこに陽光が指していると吉兆とされている。 

私はここまでお詣りをした後、左手の川音へ向かって進み、小さな不動明王へお線香を上げているので、もしよろしければ皆様もそこまでぜひ。


以下、更新を頑張りますw



吉川八幡神社(大阪府能勢町)   

白山比咩神社(石川県白山市)   

金劔宮(石川県白山市)   

清大寺ならびに越前大仏   

永平寺(福井県永平寺町)   

厳島神社(広島県廿日市市)   

永源寺(滋賀県東近江市)   

事任八幡宮(静岡県掛川市)   

近江神宮(滋賀県大津市)   

サムハラ神社(大阪府大阪市)   

播州清水寺(兵庫県加東市)   

多賀大社(滋賀県多賀町)   

中山寺(兵庫県宝塚市)   

松尾大社(京都府京都市)   

日光二荒山神社(栃木県日光市)   

日光東照宮(栃木県日光市)   

宇都宮二荒山神社(栃木県宇都宮市)   

泊神社(兵庫県加古川市)   

福山八幡宮(広島県福山市)   

霧島神宮(鹿児島県霧島市)   

出雲大神宮(京都府亀岡市)   

石切劒箭神社(大阪府東大阪市)   

少彦名神社(大阪府大阪市)   

當麻寺(奈良県葛城市)   

西蓮寺(三重県伊賀市)   

赤坂豊川稲荷(東京都港区) 

善楽寺(高知県高知市) 

泉殿宮(大阪府吹田市)

櫛田神社(福岡県福岡市) 

日本橋日枝神社(東京都中央区)

諏訪神社(大阪府大阪市)

東寺(京都府京都市) 

歳徳神社(兵庫県姫路市) 

白鬚神社(滋賀県高島市) 

垂水神社(大阪府吹田市) 

星田妙見宮(大阪府交野市) 

城南宮(京都府京都市)

木島坐天照御魂神社 (蚕ノ社)(京都府京都市)

熊野神社(京都府京都市)

伊射奈岐神社(大阪府吹田市)