入社2年でセミリタイアして経済的自由人になった男のブログ

入社2年でセミリタイアして経済的自由人になった男のブログ

本ブログは、今年6月にセミリタイアして経済的自由を手に入れた僕がお金や実質経済について楽しく学べる内容を書きます。

Amebaでブログを始めよう!
こんばんは‼


お久しぶりです。


マネー経済研究家 増田裕樹です。


三連休の初日ですが、皆さんは如何お過ごしでしょうか?


僕は、12月から白金台で本格的に『お金の学校』という形でセミナー活動をしていくための資料作りをしています。


さて、今回は株式会社について書きたいと思います。


貴方は今、どんな会社で働いていますか?

もしかして会社名に株式会社とついていませんか?

日本だけでなく、世界の多くの方が株式会社で働いています。
しかし、株式会社のしくみってご存じですか?
本日は身近だからこそ気づかない株式会社の仕組み…

株式会社って何だろう?

16世紀中ごろ、ヨーロッパではさかんに船を使った貿易が行われていました。

しかし、船を作るのには大きな費用がかかります。もし船が沈没したり海賊に襲われたりした場合大きな損害が出てしまいます。貿易事業は大金が必要で、それを全て失ってしまうというリスクもある事業でした。

そこで、オランダのある会社では費用を集めるために世界で初めて 株(株式)を発行しました。

株を買った人は、貿易で生まれた利益を お金を出した割合に応じてもらうことができます。もし船が沈没したり、海賊に襲われたりして損害が出たとしても、その損害は株を買ったみんなで分担することになるので、全ての損害を負担することにはなりません。(株を持っている割合が小さいほど受ける損害も小さくなります)

たとえ船が沈没して全てがなくなってしまったとしても、株を買った人は出したお金は全て失ってしまいますが、それ以上を要求されることはありません。


どんなにリスクのある航海でも、出したお金以上のリスクを背負う心配はないのです。


よりたくさんの利益を生み出すために大きな船を作る、そのために株を通じてたくさんの人からお金を集める、それによって生まれた利益は株の持ち主に分配(配当)する。これが株式会社の始まりです。


株とは元々は「安く買って高く売って利益を稼ぐ」ものではなく、事業に投資してその利益の配当を受けるために始まったものなんですね。オランダで始まった「株式会社」が、世界でこれほど普及したということは、この仕組みがそれだけ優れているという証拠に他なりません。


現在の株式会社の仕組み
株主会社の所有者は誰だと思いますか?


「社長」だと思いますか。「取締役」だと思いますか。


両方とも違います。
「株主」こそが株式会社の所有者です。


株主が、経営のプロである「取締役」を雇って、会社経営をしてもらっているだけです。図にすると以下のような感じになります。


株主になるには?
では、株主になるにはどうすればいいのでしょうか?

その会社の株券を購入すればいいのです。たったそれだけで「株主=会社の所有者」になることができます。もちろん、1%なら、1%分の所有者の権利が、10%なら10%分の所有者の権利しかもらえません(つまり保有する株式数に応じた権利しかもらえないということです)。

ちなみに、会社の51%以上の株式を保有すると、その会社を乗っ取ることも可能になります。といっても、51%も保有しようと思えば、数百億円などの桁違いのお金が必要ですが。



株主でいることのメリット
会社の所有者は株主です。なので、株式を持っていると、 自分が保有する株式数に応じて下記の1、2を受け取る権利があります。

1.会社の経営に参加する権利(共益権)
株主は、会社の所有者なので、当然、会社をどのように経営するのか自分で決めることができるはずですよね。でも、会社経営のことを、すべてを株主が決定すると、上記のような仕組みを作った意味がなくなってしまいます。そこで、株主は、株主総会にて、会社の基本的重要事項のみを決定する権利が与えられています。具体的には、株主総会にて、取締役を誰にするか、取締役を解任するかなどの決議ができます。

2.会社の利益を受けとる権利(自益権)
会社が利益を出せば、当然、それを受け取る権利があります。配当金がそれに当たります。

ちなみに、株式の51%以上を保有すると会社を乗っ取ることができるわけは、51%も保有すると、好きに取締役を決めたり、好きに取締役を解任できたりするためです。



株主でいることのメリット2
もし、株式を保有していた会社が、急激に成長して、共益権、自益権(株主でいることのメリット1)が共に、魅力的なっていったなら、あなたの株式は値上がりしませんか?

このようにして値上がりした株式を、株式を買った時より値が上がった時点で、売却すると、利益を得ることができます。このように保有している株式を売買することによって、売買益(キャピタルゲイン)を得ることもできます。

1.補足1
株式とは「自分が株主だよー」という権利のことです。「権利」は目に見えません。それでは不便なので、それを目に見える形にしたのが株券です。一般的には、株式、株券、株、すべて「自分が株主だよーという権利」というように同じ意味で使用されています。

それでは、週末を楽しんで下さい。