私が彼と出会って、同棲して、結婚して子供ができて、何年だろう。。。
その内で彼の涙を見たのは
たった2回だけだ。
1回目は愛犬が亡くなったとき。
それまで泣いたのを見たことがなかったから、
その泣き顔を見て驚いて、余計に悲しくなったのを覚えてる。
そして2回目が今回だ。
2週間前だったか、彼のお母さんが一般に不治の病と言われる病気だと
分かった時だった。
お義母さんはこの時点ではまだ自分の病気のことを知らなかった。
そして、彼が電話でお義姉さんと病院をどうするかなど話していた時だった。
彼が一緒に病院へついて行くために実家へ帰ると言っているのを、
彼の兄弟から聞いたお義母さんが、
遠くから実家に帰って来る彼に、いつも通りご飯を食べさせてあげようと
「Rが帰ってくるから、お米買っておかなきゃ」って言ってたよ
という言葉をお義姉さんから聞いた時だった。
急に携帯を持ったまま寝室に消えたと思ったら、こみあげてきたらしい。
戻ってきたら泣いてた感じで、さらに我慢できなくてしゃくりあげて泣いた。
私は彼のひざをさすり、
大丈夫大丈夫と言いながら、
もらい泣きをした。
泣かない人が泣くって、よっぽど悲しい時しかない。
男の人はあんまり泣かないっていうけど、彼は本当に泣かない人だから。
私はよく泣くけれど、彼の感情のコントロールの仕方はすごいなと思うこともある。
悲しいこと
嫌なこと
苦しいこと
マイナスなことがある度に、
それをできるだけ自分の感情から遠ざける。
そして、考えないようにできる人。
私にはこれがなかなかというよりも、
全然できないかもしれない。
そう、私達は親に守られてきたけど、
ある日を境に親を守らないといけない立場になり、
いつの日か自分がまた子供に守られるようになるんだろうか。
私達は今、この分岐点だと思う。