リンダ・ロンシュタットとボニー・レイトという、2人の同世代の女性シンガーと、

作曲者のエリック・カズも参加している、アメリカン・フライヤーというバンドと言うよりは、

一種のスーパー・プロジェクトのようなものとして知られるグループのバージョンの

3バージョンがあり、どれも、よくできているので、一つのYouTube動画にして、

リンダのフェイスブックのファン・グループでシェアしたことが、

だいぶ以前にありましたが、

当時は、異性関係と言う意味では全くの空白の時期だったので、

典型的な失恋ソングですが、別に女性にふられたからとか、そういうわけではないです。

一番、有名なのは、ボニー・レイトのバージョンで、

一番、最初にリリースしたのも、確か彼女のはずです。

レコーディングに、作曲者のエリック・カズ自ら、参加していたと言うようなことも

シェアした時に、誰かが言っておりました。

まあ、カーラ・ボノフが男運のないキャラクターを売りにしているというよりは、

たまたま、そういうキャラだという話でしたが、

ボニー・レイトも、そういうキャラの一種の典型で、カーラと違うのは、

彼女の場合、そういうキャラを自ら売りにしているようなところがあることです。

「Three Time Loser」という、英語の一種の慣用句みたいなものがありますが、

まあ、日本語のことわざの、「二度あることは三度ある」というのも、普通、失敗する場合に使う表現で、それの英語バージョンみたいなものだと思いますが、

彼女のレパートリーの中に、そういうタイトルの曲があり、

そういう曲を開き直って歌うところが、カーラとは、ある意味、対照的なところであります。

そのあたりになってくると、もはや、悲壮感すらないのですが、

「Love Has No Pride」の頃は、まだ、そういう境地には至っていないらしく、

悲壮感全開で歌っており、その辺が作曲者のエリック・カズのわが意を得たりと言ったところだったと思われます。

私が一番、最初に聴いたのも彼女のライブ・バージョンで、非常に強烈なインパクトを受けました。

一方で、アメリカン・フライヤーのバージョンは、エリック本人も参加しているプロジェクトですが、歌っているのは、クレイグ・フラーというシンガーです。

私は最初、てっきり、エリック本人が当然、歌っているものと思い込んでいたので、最初、動画を作ったときに、エリックの写真を使うと言う大失敗を犯し、良心的なグループのメンバーから、かなり遠回しに、その点をやんわりと指摘されて、あまりにも遠回しに言うので、言われた時点では、すぐには、その真相に気づかなかったのですが、かなり長文で指摘されて気になったので、あとで調べてみて真相にきづいて、大恥をかいて、あわてて、写真を差し替えて、恥をしのんで、再シェアしたという経緯がございました。彼にとっては、相当なギャクだったはずで、おそらく、笑いをこらえながら、私を傷つけまいと、気づかないふりをしつつ、真摯なコメントをよせてくれというような非常にジェントルマンな人物で、今でも感謝しております。

これが、英国のグループだったら、相当、ブラック・ジョークの嵐にさらされているところでしたが、その辺が、英国のグループと米国のグループの決定的な違いといったところで、私は、英国のジェフ・ベックのグループでそういうことをさんざん経験しているので、そういう違いと言うものを肌で感じました。

それはともかくとして、クレイグ・フラーのバージョンは、カラッとした、カリフォルニアの青空を連想させるような、さわやかなバージョンで、ボニー・レイトとは正反対のアプローチで歌い上げております。リンダのバージョンは、その中間といったところで、ボニーとは違って、多少、距離を置いた感じで悲壮感を醸しだしてるような感じですが、アメリカン・フライヤーみたいなアプローチというのは、ファンの方たちにとっても、完全に盲点だったらしく、私も、その点を強調したかったので、まずファンの心をつかむために、リンダのバージョンを最初に持ってきて、次に、最も典型的なバージョンであるボニーのバージョン、それから、最後にアメリカン・フライヤーのバージョンで意表を突くというような構成にしました。あまり、知られていない隠れた名演ということもあって、そういう意表を突かれたというコメントも実際にあり、シェアをした感触は非常に良かったのを覚えております。

というのが動画を作った経緯なのですが、なぜ、今、「Love Has No Pride」かと言えば、その辺は、歌詞の内容とは必ずしも一致しないのですが、「プライドを捨てて、平日に休暇を取りました」という意味で、曲のタイトルそのものは、今の心境そのものを物語っていることは紛れもない事実だという、それだけのことで、特にそれ以上の意味はございません。

「Love has no pride when I call out your name」という歌詞ですが、まだまだ、そんな段階ですらございませんので、まあ、今日は、言ったついでに動画を紹介しますみたいな内容でありました。

長い動画ということもあり、多少、ゴリ押しの面があることは否定できませんので、「そんな、自己満足の二の足を踏むようなことをしていいのか!?」と言われれば返す言葉もございませんので、動画を見るかどうかは、読者の皆さんの意思にお任せいたします。