人は等しく生をうける
果たしてそれは正しいことなのだろうか?

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(リズム727さんによる写真ACからの写真)

爆弾を抱えながら生きるA子

それを支える家族。

月日は流れ

A子は6歳になりつつある。

見た目には4歳ぐらいだが


爆弾は大爆発はせずに

ここまでやってきた。

とは言え

いろいろあった

A子の肺に穴が開いたときがあった。

母が過労で倒れたことがあった。

お姉ちゃんが喘息で医者にかかることがあった。

父がインフルエンザで隔離するまでのことがあった。

それぞれ思い出と言う形に刻みつつ

家族は1つになり歩んでいく。


A子は1つ階段を上がる。

小学校。

と言っても支援学校だ。


だがコロナウイルスの騒ぎで

入学の予定が伸びている。


コロナウイルスでさえも

非常に危険な存在。


おって階段を上がる連絡が来るであろう。


この家族なら

なんでも乗り越えられることを。

命の選択をしたときに

彼らの生きる道は

決まっていた。


決して平等な生ではないが

家族が1つになることで

補い合い支え合う家族。


それは普通の家族にはない絆。

ゆっくりとだが時間をすすめていくだろう。


家族は1つ

今も

そして

これからも


(一部終わり)