人は等しく生をうける
果たしてそれは正しいことなのだろうか?

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(あかりさんによる写真ACからの写真)

A子が3歳になる頃
少しずつ

「違う」と言うことになれてきた。

普通の子供は
ハイハイから
始まり
食事を食べる練習
言葉をしゃべる
そんな些細な喜び

そんなものが味わえる

長女のときはそうであった

しかしA子は自分で身体を起こすことも出来ない


食事も固形のものは受け付けない。


「違う」ことを考えるより

家族は受け入れることを選んだ。


できる限り

水族館や動物園も行った。

ただ機械のバッテリーがあり


十二分に楽しむことはできなかった。

しかし、家族はそれでも幸せだった。


目の前の命と向き合い

家族は1つになる。


この家族に産まれたこと

支え

周囲の理解

どれが欠けていても

A子は成長できなかっただろう。


普通のことではない

でもそれはアイデンティティなのだ


普通に生きることが

どれだけ難しいことか

しかし家族の協力があれば

乗り越えられることを


A子は成長していく

(一部最終話に続く)

※この記事は取材をもとに書いています。
※会話などはフリーライターhiroの創作です。