人は等しく生をうける
果たしてそれは正しいことなのだろうか?
(あめんぼさんによる写真ACからの写真)
1年ぐらい経ったあとには
A子は児童発達支援に通うことになる
1日3時間だが母のやることは多く
必死だったがまだ少しは余裕が出来た。
A子にとってもお姉ちゃん以外の子供と接することが新鮮だったらしく
楽しく通っていた。
特に児童発達支援には
同じような境遇の子供が集まる。
A子にとっては新鮮な体験
大事になるような時間になり
A子は特に生きることの喜びを感じたことだろう
成長は遅れてはいたが
素直な子に育っていた。
家族の有り難みも
その児童発達支援に通うことで
改めて実感したことだろう。
A子の体調に対しては相変わらず目が離せないが、
外の世界を感じることで
生きることの意味を感じたと、、、
家族の努力が1つ報われた瞬間である。
人生のすべてを捧げる甲斐が
ようやくA子に正確に伝わったことで、
家族の絆はまた深く強く繋がれるのである。
(第11話に続く)