一人で過ごしているとき

ふいに涙が流れることがある。

 

昔よく聴いていた音楽を聴いて

ドラマや映画のワンシーンを見て

色んな思いがこみ上げてきて

感情が止められずに泣く。

 

これって

過去の出来事と重ねて

その時に感じた

切なさとか悲しさとか

 

未消化のまま残っている感情が

溢れ出てきているだけだと

今までは済ませてきたけど

 

いや実は違うんじゃないか?と

私の中で変容が起こった。

 

その涙は

私が到達したい場所

教えてくれているものだった。

 

今世においてその場所を

目指さなくちゃいけない。

 

その場所は私にとっての

唯一無二の目的の地。

 

それは

深く深く人と繋がる場所。

細胞の隅々まで

体温が行き渡るような

安寧に満ちる場所。

 

「愛」という言葉に

近いものがそこにはあるけど

 

到達して体感してはじめて

自然に口から出てくる

吐息のような言葉だと思うから

軽々しくは扱いたくない。

 

これは人間の神秘。

 

 

 

 

気づけば数年ほど

他者との交流を断ち

 

自分しかいない空間の中で

自分を追い込むように

仕事ばかりに精を出してきたけど

 

その状況が結果的に

体の感覚を研ぎ澄ませる形に

なったんだと思う。

 

感覚が鋭くなると

選択肢も増えるのかもしれない。

 

だからただの涙じゃないことに

気づけて確信を得たんだろう。

 

心が震えるほど

揺さぶられたとき

そこには必ず

今世に成し遂げるべき

生きる目的が存在してる。