うちの家族はお正月料理が好きで、母と手分けして毎年手作りしていました。母の担当から外れたことのない、なくてはならない昆布巻き。これを食べないと正月ではないと思うほど。
絶対的存在です。母の作る昆布巻きは本当に美味しくて大好きでした。
一度目の脳梗塞を発症し、退院してから半年後のお正月でした。無理言って昆布巻きをお願いしました。弟家族もきて皆が集り食事を始めたとき、その昆布巻きがおかしなことになってると気づきました。そう、かんぴょうがしっかり巻かれてないんです。殆どがおかしな結び目、ゆるゆるな結び目に驚きました。
これは脳梗塞の後遺症で、左手が上手く動いてくれてない証拠。あ~脳梗塞ってこういうことなのねと、強烈に記憶に残っている出来事でした。
母に、どうした?上手く結べなかったの?と聞いてみたら、そうだね、、とさらっと一言。味はいつもの味でとても美味しいんですが、あまりのショックにそのときの味が記憶に薄い。
それにしても、、
母って凄いですよね、家族のために料理を作り、お母さんが作る美味しいご飯!何処のご家庭でも、お母さんが作るハンバーグが好き!ハンバーグが食べたい!とかありますよね!その味を大事に守り抜くことが、お母さんの一番の大事な役割なのかなと思いますね。
母の作ったニンシ入りの昆布巻き、そのお正月に食べたのが最後でした。家族のために作った最後の昆布巻き、母は幸せだったはずです。かんぴょうを上手く巻けなくても。
それにしても、お母さん方は本当に大変だと察します。疲れたときはスーパーのお総菜や、割引になってるお弁当を買えばいいんですよ。適当な日があったって全然いいんですよ。美味しいものを作る日があればそれでいい!
先月は寒かった。背骨に転移してる箇所が冷えのせいか痛みが出て、お胸の細胞分裂が活発で痛みもあり、Yスーパーへのいつもの買い物も、いつもよりも怪我しないように、転倒しないように…と人の何倍も気を配り、神経を使って生活していました。とにかく疲れます。
何故かというと、私の場合、リンパや骨へと転移があったために手術が出来なかったので、飲み薬で病巣を崩壊させてます。(簡単に言うと、脂肪の中に巣を作り、ホルモンを餌に増殖していくタイプの癌です。私の場合、毒性は低いものです)その癌細胞をいい細胞にチェンジしている真っ最中なんです。手術出来なかったので時間がかかりますね。本当に忍耐力がいります。なのでお胸が無惨な状況なので、皮膚がもりあがって、いい状態になるまでは大事にしたいと気を遣うのです。
買い物へもやっと。夕飯等作る元気もなく、、冷蔵庫に適当に食材や出来合いのものをいれておいて、勝手に作って食べてもらう。そんな感じでした。
息子は料理が得意、自分で作って食べます。立派なもんです。ずいぶんと大人になったなと感心します。私が病気になって大人になりましたね。でもそのうち死んじゃうと思ってるようです。後5年は生きてねといってきます。勝手に殺すなー、今や癌は治る時代ですから。
病院から処方される薬だけに頼っていてもダメ。色んな取り組みもあり、どんどん良くなっていて、少しずつ春めいて気温も上がってきたので最近は身体がよく動きます。
文句いいながらも、喧嘩しながらでも、あ~面倒臭いなーといいながらも、家族のためにご飯が作れるっていうことは幸せだと知りました。本当にね。
癌になって人生観が変わりましたね。人生の立ち位置も。
今日の夕飯は何を作ろうかな?
今日も元気出していきましょう♪