『総務部総務課 山口六平太』の名言




「勝つことが強い?」

「違いますか?」

「ぼくは負けても立ち上がる人が強いと思うんです」

「え?」

「本当に強いってそういうものだと思います」









『総務部総務課 山口六平太』
第568話 根拠のない自信 より




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人は強さに憧れます。

そして人はその強さを

他人との比較のなかで現そうとします。

他人に強いと認められることで

自分が強いと納得したい。

確かに人は

他人を打ち負かすことや

他人に「強い」と承認されることでしか

自分の強いイメージを抱くことはできない。

それは人に与えられた宿命のようなものでしょう。

でもそのこと自体が人間の弱さを現しているともいえるでしょう。

勝負に負けたとき悔しいのは

そのような人間のもつ弱さを痛感するからかもしれません。

しかし、そのような痛みのなか

必死に努力する姿は

その人自身の「自分は強くない」という自己了解を超えて

それをみつめる他人には「強さ」として映るんです。

勝負の勝ち負けは、相対的ですが

人間本来の弱さに立ち向かう強さは

普遍的なものといえるでしょう。


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