「日本のリアル」
1.「日本人はモノづくりが得意」は、「モノを信じる世代」がいたからこそ、
たまたま技術大国になれた。
2.青少年信者の入信動機は
・「人や社会についての明快な指針や答えが欲しかった」か
・「ここでは私の話を聞いてくれる」
3.知識ばかりを頭に詰め込んだ若者が生意気なことを言うと、
「そんなに言うなら、実際にやってみろ」と叱りつける大人が周りにいた。
4.実態としての「環境」など存在しない。
本来、環境とは「自分の周り」のことであり、「自分そのもの」。
5.田んぼは自分の一部であり、自分自身といってもいい。
6.フランス革命において、「自由・平等・博愛」とわざわざこと栄え主張したのは、
それがもともと「ないもの」だったから。
7.「自分探し」を続けても、「自分」などどこにもいないため、
「自分探し」に意味はない。
8.「自分らしさ」「自分」は周りとの関係抜きで見出せると思っているし、
私らしく生きることが自己実現だと思って悩んでいる。
9.今の若い人は案外頭が固い。
10.テレビやゲームが普及した時点で現実は必要なくなった。
11.日常は、都合のいいところだけで切り取って「体験」するというわけにはいかない
厄介なもの。
12.料理を日常の暮らしの必然の中で身につけたことを悲惨だと思っている。
13.「お料理をさせられないで育ちました」と言うのは、昔と違って恥ずかしいことでは
なく、親から大切に育てられたことを意味する自慢。
14.震災後「外食に出かけるのも面倒」とか「楽な格好で好きなことをしながら、気楽に
食べたい」という声が増えて、より簡単に済ませるための内食が増えてきている。
15元々は農家が集まってつくった協同組合だから、農家と農協の利害は一致して
いなければいけないのに、最近はどうも逆になっていて農協が農家に寄生する形。
16.農協が儲けるために農家が損をするということになれば、それはもう協同組合では
ない。
17.農家が自立していくためには、自前の流通を作り、自分で値決めしなくてはならい。
18.私たちの農法でイネを育てると、田んぼがホタルだらけになる。
19.コメが安い値段でしか売れないのは、安いコメしかつくっていないから。
20.農業では、何一つ完成したものはない。
21.農村は宝の山
22.農業に何より求められるのは多様性。
23.農業で成功した人は、国の言うことの逆をやって自立した人。
24.日本の農業を切実に変えなければいけない理由
農家の懐具合を危惧しているわけではなく、将来の農業に備えなければいけない
ため。
25.食糧問題 = エネルギー問題
26.食べ物を遠くから持ってくるのは贅沢のため、食料と言うものは、ある程度以上
遠くに運ぶものではない。
27.多くの人は流通のエネルギーが膨大ないことに気づかない。
28.現代の日本の姿
稼いだお金はみんな銀行に預金して、それを政府が借りて代わりに使っている。
29.農業のような仕事は、日常的にやらないと続かない。
30.田んぼを不耕起冬期湛水栽培に切り替えれば、印旛沼の水を「緩速ろ過」
できる。
31.海辺の人間がつくったものは、津波によって壊れてしまったり、流されてしまったり
したけれども、海の背後にある川と山は何も変わらなかったということ。
32.カキの養殖は海の養殖と違って、えさを必要としない。
33.海が豊かであるということは川が健全であることの証拠。
34.日本は専門化が幅をきかせる国。
35.童話「カキじいいさんとしげぼう」
36.本は英語で出したほうが売れる。
世界中の人が読むため、マーケットが広がる。
37.小田原のブリの漁獲量は、、丹沢の山から相模湾に流れ込む三本の川が、
すべてダムで止められてしまったため。
38.「環境を知るということはどういうことか」
39.ダムは森の養分も止められる。
40.どうしてもダムをつくるのであれば、海までを視野に入れた設計思想をつくるべき。
41.東京でビルが建つ理由
建設会社がつぶれてしまうから。
42.「寝汗をかいたら、寒のカキを食え」
43.命さえあれば、何とかなる。
44.地元の人は、震災そのものは淡々と受け入れている。
45.川の近くに住んでいる限りは、洪水だけでなく、津波にも注意しておかなくては
いけない。
46.自然とのつき合い方で大事なこと。
逃げないこと。
47.川のないところには都市はできない。
48.林学界には健全な森林や木に対する定説がない。
49.人工林の間伐
まさにその健全な生態系を保つことに行う。
50.植物が豊かになれば、昆虫も増えるし、キツネやタヌキなども見られるように
なる。
51.人間の生き物としての感覚、この木は好きか嫌いかという感覚をもって森を
見れば、自ずと木々の適正な密度がわかる。
52.木の将来性があるかないかは、だいたい誰でも見分けがつきます。
53.昔は、モノを見て判断している人間を学校に集めて教育してからよかった。
54.知識は学校以外の場でもいくらでも吸収できるのだから、学校では現物に
触れさせたほうがいい。
55.学生には、自分で学ばなければ身につかないことを教えなくてはいけない。
56.勉強が嫌いなほど、独学に向いている。
57.日本の林業は、人間が無理にコントロールしようとした結果、無駄な労力とお金を
投資してきた。
58.昔から林業が盛んだったのは、有名林業地。
59.どこもかしこもが林業をやろうとした結果、祖先から受け継いでいくべきだった
遺産が失われた。
60.森林組合がたくさんある理由
現場の事情がそれぞれ違うため。
61.林業は、在庫があれば健全経営になるという特異な産業である。
62.日本人は、一つの方向に突き進んでしまう傾向がある。
63.日本の森林は、1000年ぶりに緑の豊かさを取り戻した状態にある。
64.社員には、公務員の給与に相当する額を支払っている。
65.林業の現場では以下に効率の悪い作業をしているかと言うことの表れ。
「日本のリアル」
養老孟司(PHP研究所)
740円 + 税
-目次-
第1章 現代人の日常には、現実がない
進む食の「個化」
「ご馳走」の意味合いが変わった
震災後、家族の絆は回復したが
絆をお金に換えてきた日本人
アポがなければ集まれない家族
生活保護は経済問題ではなく、家族の問題
「嫁姑問題」の中身がすっかり変わった
サラリーマン育成の教育
容易に物事が信じられない世代
新宗教ブームはなぜ起きた
「そんなふうに言うなら、実際にやってみろ」
「ミーフェチ世代」の登場
「人生の意味は自分の中にはいない」
日常から消えた「現実」
第2章 田んぼには肥料も農薬もいらない
田んぼを耕さないコメ栽培
天啓を受けて
篤農技術は伝承されない
冷害に打ち勝った不耕起
冬季湛水で無農薬・無肥料を実現
なぜ虫は消えたのか
現代の田んぼで耕すことに意味はない
農業で成功したかったら国のやり方に従うな
肥料不足による食糧危機に備えよ
都会の人が農業に取り組むべき理由
マンションのベランダでコメが採れる!?
田んぼで飲み水を浄化する
将来のたんぱく源?大豆の栽培に取り組む
仕事は守りに入ったら終わり
第3章 山と川に手を入れれば、漁業は復活する
海は生きていた
赤い海を青く
漁師が森に木を植える
広葉樹林に鉄分が海の生物を育てる
最初に助けてくれたのはフランスだった
「フォレストヒーローズ」アジア代表に選ばれる
かつてニューヨークは世界一のカキの産地だった
国連が認めてくれた
ウナギも戻ってきた!
ダムをつくったことにすればいい
気仙沼ユートピア計画
日本の漁業の問題点
震災後、しばらくカキとジャガイモばかり食べていた
自然災害とのつき合い方
第4章 「林学がない国」の森林を救う
川と森がつくってきた歴史
山から材木をどう選ぶか
「日本には林学がなかった」
健全な森とはどのような森か
健全な森をつくる密度管理
人はもともと自然を見る目をもっている
伐らずに枯らす間伐法
山に人間はいらない
なぜ昔の林業はもうかったのか
戦後の林業には技術がなかった
山を個人に任せていいのか
日本の森林は外材輸入で守られているか
日本の自然林は1000年ぶりに豊かさを取り戻した
林業は採算が合う
たまたま技術大国になれた。
2.青少年信者の入信動機は
・「人や社会についての明快な指針や答えが欲しかった」か
・「ここでは私の話を聞いてくれる」
3.知識ばかりを頭に詰め込んだ若者が生意気なことを言うと、
「そんなに言うなら、実際にやってみろ」と叱りつける大人が周りにいた。
4.実態としての「環境」など存在しない。
本来、環境とは「自分の周り」のことであり、「自分そのもの」。
5.田んぼは自分の一部であり、自分自身といってもいい。
6.フランス革命において、「自由・平等・博愛」とわざわざこと栄え主張したのは、
それがもともと「ないもの」だったから。
7.「自分探し」を続けても、「自分」などどこにもいないため、
「自分探し」に意味はない。
8.「自分らしさ」「自分」は周りとの関係抜きで見出せると思っているし、
私らしく生きることが自己実現だと思って悩んでいる。
9.今の若い人は案外頭が固い。
10.テレビやゲームが普及した時点で現実は必要なくなった。
11.日常は、都合のいいところだけで切り取って「体験」するというわけにはいかない
厄介なもの。
12.料理を日常の暮らしの必然の中で身につけたことを悲惨だと思っている。
13.「お料理をさせられないで育ちました」と言うのは、昔と違って恥ずかしいことでは
なく、親から大切に育てられたことを意味する自慢。
14.震災後「外食に出かけるのも面倒」とか「楽な格好で好きなことをしながら、気楽に
食べたい」という声が増えて、より簡単に済ませるための内食が増えてきている。
15元々は農家が集まってつくった協同組合だから、農家と農協の利害は一致して
いなければいけないのに、最近はどうも逆になっていて農協が農家に寄生する形。
16.農協が儲けるために農家が損をするということになれば、それはもう協同組合では
ない。
17.農家が自立していくためには、自前の流通を作り、自分で値決めしなくてはならい。
18.私たちの農法でイネを育てると、田んぼがホタルだらけになる。
19.コメが安い値段でしか売れないのは、安いコメしかつくっていないから。
20.農業では、何一つ完成したものはない。
21.農村は宝の山
22.農業に何より求められるのは多様性。
23.農業で成功した人は、国の言うことの逆をやって自立した人。
24.日本の農業を切実に変えなければいけない理由
農家の懐具合を危惧しているわけではなく、将来の農業に備えなければいけない
ため。
25.食糧問題 = エネルギー問題
26.食べ物を遠くから持ってくるのは贅沢のため、食料と言うものは、ある程度以上
遠くに運ぶものではない。
27.多くの人は流通のエネルギーが膨大ないことに気づかない。
28.現代の日本の姿
稼いだお金はみんな銀行に預金して、それを政府が借りて代わりに使っている。
29.農業のような仕事は、日常的にやらないと続かない。
30.田んぼを不耕起冬期湛水栽培に切り替えれば、印旛沼の水を「緩速ろ過」
できる。
31.海辺の人間がつくったものは、津波によって壊れてしまったり、流されてしまったり
したけれども、海の背後にある川と山は何も変わらなかったということ。
32.カキの養殖は海の養殖と違って、えさを必要としない。
33.海が豊かであるということは川が健全であることの証拠。
34.日本は専門化が幅をきかせる国。
35.童話「カキじいいさんとしげぼう」
36.本は英語で出したほうが売れる。
世界中の人が読むため、マーケットが広がる。
37.小田原のブリの漁獲量は、、丹沢の山から相模湾に流れ込む三本の川が、
すべてダムで止められてしまったため。
38.「環境を知るということはどういうことか」
39.ダムは森の養分も止められる。
40.どうしてもダムをつくるのであれば、海までを視野に入れた設計思想をつくるべき。
41.東京でビルが建つ理由
建設会社がつぶれてしまうから。
42.「寝汗をかいたら、寒のカキを食え」
43.命さえあれば、何とかなる。
44.地元の人は、震災そのものは淡々と受け入れている。
45.川の近くに住んでいる限りは、洪水だけでなく、津波にも注意しておかなくては
いけない。
46.自然とのつき合い方で大事なこと。
逃げないこと。
47.川のないところには都市はできない。
48.林学界には健全な森林や木に対する定説がない。
49.人工林の間伐
まさにその健全な生態系を保つことに行う。
50.植物が豊かになれば、昆虫も増えるし、キツネやタヌキなども見られるように
なる。
51.人間の生き物としての感覚、この木は好きか嫌いかという感覚をもって森を
見れば、自ずと木々の適正な密度がわかる。
52.木の将来性があるかないかは、だいたい誰でも見分けがつきます。
53.昔は、モノを見て判断している人間を学校に集めて教育してからよかった。
54.知識は学校以外の場でもいくらでも吸収できるのだから、学校では現物に
触れさせたほうがいい。
55.学生には、自分で学ばなければ身につかないことを教えなくてはいけない。
56.勉強が嫌いなほど、独学に向いている。
57.日本の林業は、人間が無理にコントロールしようとした結果、無駄な労力とお金を
投資してきた。
58.昔から林業が盛んだったのは、有名林業地。
59.どこもかしこもが林業をやろうとした結果、祖先から受け継いでいくべきだった
遺産が失われた。
60.森林組合がたくさんある理由
現場の事情がそれぞれ違うため。
61.林業は、在庫があれば健全経営になるという特異な産業である。
62.日本人は、一つの方向に突き進んでしまう傾向がある。
63.日本の森林は、1000年ぶりに緑の豊かさを取り戻した状態にある。
64.社員には、公務員の給与に相当する額を支払っている。
65.林業の現場では以下に効率の悪い作業をしているかと言うことの表れ。
「日本のリアル」
養老孟司(PHP研究所)
740円 + 税
-目次-
第1章 現代人の日常には、現実がない
進む食の「個化」
「ご馳走」の意味合いが変わった
震災後、家族の絆は回復したが
絆をお金に換えてきた日本人
アポがなければ集まれない家族
生活保護は経済問題ではなく、家族の問題
「嫁姑問題」の中身がすっかり変わった
サラリーマン育成の教育
容易に物事が信じられない世代
新宗教ブームはなぜ起きた
「そんなふうに言うなら、実際にやってみろ」
「ミーフェチ世代」の登場
「人生の意味は自分の中にはいない」
日常から消えた「現実」
第2章 田んぼには肥料も農薬もいらない
田んぼを耕さないコメ栽培
天啓を受けて
篤農技術は伝承されない
冷害に打ち勝った不耕起
冬季湛水で無農薬・無肥料を実現
なぜ虫は消えたのか
現代の田んぼで耕すことに意味はない
農業で成功したかったら国のやり方に従うな
肥料不足による食糧危機に備えよ
都会の人が農業に取り組むべき理由
マンションのベランダでコメが採れる!?
田んぼで飲み水を浄化する
将来のたんぱく源?大豆の栽培に取り組む
仕事は守りに入ったら終わり
第3章 山と川に手を入れれば、漁業は復活する
海は生きていた
赤い海を青く
漁師が森に木を植える
広葉樹林に鉄分が海の生物を育てる
最初に助けてくれたのはフランスだった
「フォレストヒーローズ」アジア代表に選ばれる
かつてニューヨークは世界一のカキの産地だった
国連が認めてくれた
ウナギも戻ってきた!
ダムをつくったことにすればいい
気仙沼ユートピア計画
日本の漁業の問題点
震災後、しばらくカキとジャガイモばかり食べていた
自然災害とのつき合い方
第4章 「林学がない国」の森林を救う
川と森がつくってきた歴史
山から材木をどう選ぶか
「日本には林学がなかった」
健全な森とはどのような森か
健全な森をつくる密度管理
人はもともと自然を見る目をもっている
伐らずに枯らす間伐法
山に人間はいらない
なぜ昔の林業はもうかったのか
戦後の林業には技術がなかった
山を個人に任せていいのか
日本の森林は外材輸入で守られているか
日本の自然林は1000年ぶりに豊かさを取り戻した
林業は採算が合う