「看板学部と看板倒れ学部-大学教育は玉石混交-」
1.学部の新設や改称、再編が活発に行われる理由
学生のための最も効果的な一手であると、多くの大学関係者が
考えているため。
2.大学の広報活動
入試での競争倍率を高く維持するため、志願者「数」の最大化を
目的にし、行う。
3.看板と呼ばれる学部
学園設立の起源として、組織の黎明期から存在しているものが
少なくない。
4.1900年頃までの有力な私学(専門学校)
慶応義塾 慶應義塾大学 1858年
聖公会立教学校 立教大学 1874年
同志社英学校 同志社大学 1875年
二松學舎 二松學舎大学 1877年
東京法学社(和仏法律学校) 法制大学 1880年
専修学校 専修大学 1880年
明治法律学校 明治大学 1881年
東京専門学校 早稲田大学 1882年
國學院 國學院大學 1882年
皇學館 皇學館大学 1882年
英吉利法律学校 中央大学 1885年
関西法律学校 関西大学 1886年
哲学館 東洋大学 1887年
日本法律学校 日本大学 1889年
女子英学塾 津田大学 1900年
台湾協会学校 拓殖大学 1900年
京都法政学校 立命館大学 1900年
5.学部・学科の分かりやすい評価ポイント
その学部・学科で取得できる専門資格
6.「カタカナ学部」
言葉の響きだけで中味を憶測しない。
7.現在の大学を取り巻く環境が「看板倒れ」を生みやすい
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-目次-
第一章 間違いだらけの学部選び
学部・学科から始まる、日本の大学選び
大学入学後に中退する学生が増えている
志願者の数を可能な限り増やしたい大学
東京6大学の学部構成はいま
学部・学科数の増加がミスマッチの原因に
入学後の「中味」を伝えない大学
「看板倒れ学部」も存在する
第二章 なぜここが「看板学部なのか」(1)伝統の看板
看板学部とは何か
どれが看板
歴史と伝統でつくられるり看板学部
明治時代の有名私学
法律学校が、法学部を看板にした総合大学に
個性的な教育内容を掲げて出発した私学も
国立大学の成り立ちと、看板学部
珍しさから、看板学部として認知されてきた学部
第三章 なぜここが「看板学部」なのか(2)期待の看板
必要な人材像から逆算してつくられた、「未来の看板学部」
慶應義塾大学SFCの影響
アメリカのリベラルアーツ教育
日本でも広がるか、リベラルアーツ系学部
一大学に一つは国際系学部?
第四章 「看板倒れ」はこうして生まれる
看板をつjくりたい!
学部の流行廃り?
マーケティング発想でつくられた「流行学部」
一つの看板の後には、いくつもの看板倒れが
同じ学部名称でも、内容には違いが
"視聴者"さえ集まればよいのか「ひな壇学部」
「どや顔」するも、社会からは不評な「カタカナ学部」
お金をかけずに受験生を集めるために?
看板倒れ学部は今後も増える
第五章 看板に映る時代の変化
看板学部と社会の変化
法科大学院 司法試験合格者数をめぐる競争
岐路に立たされる歯学部
宗教系の学部は、看板学部か?
理工系の「看板」事情
航空・宇宙系学科の新しい動き
どうなる?「原子力」という看板
工科系にも学部多様化の動き?
国際系学科の限界?
世界から見た、「日本の看板学部」を探す
専門教育を国際環境で行う学部の挑戦
看板学部を外から得る「M&A」
第六章 これからの学部選びを考えよう
どうやって進路を決めればいいのか
学部選びの場で聞かれる、間違った通説、俗説
文系・理系という事情
学部選びに関する高校側の事情
生徒が語る「学びたいこと」には思い込みも
差別化されていない広報が、学生と大学それぞれに不利益を生む
志願者数絶対主義からの脱却
資格を中心とした学部には、リスクもある
「キャリアショック」時代の進学選び
リベラルアーツも万能ではない
周囲の大人にできること
学問に触れる機会はたくさんある
看板学部を生かすも生かさないも、本人次第
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