「日本はなぜ世界で認められないのか」
1.日本の戦争責任は連合国による東京裁判で裁かれているが、
日本人自身の手によって総括したことはない。
2.反捕鯨運動→シーシェパードの過激な海の抗議活動→アカデミー賞
日本をシンボリックに咎めようとする意図が働いているように見える。
3.反捕鯨運動の謎を解くキーワード
第二次世界大戦時に作られていたセーシェルの反日の国際世論に
辿り着く
4.日本人の大多数がとうの昔に忘れてしまっていた戦争の記憶が、
インド洋の島国では例のように存在。
5.セーシェルはアフリカの小国やインド洋島嶼国などに影響力を
行使して、反捕鯨のIWCの票を取り付けていた。
6.日本が自前で戦前の歴史を総括せず、米国主導の東京裁判の結果
だけで国際的な戦争責任を果たしたいという思い込みは、少なくとも、
中国を含め日本の侵略戦争を経験した東アジア諸国では通用しない。
7.日本の外交能力が戦後のドイツ程高くないのは、戦争責任に関する
日本国内での総括が不足しており、戦争の被害を受けた近隣諸国に
対する説得力がないと見られている。
8.戦後の日本はコストをかけない教育の平等化と大衆化路線を
突っ走り、高等教育の質をキープすることを考えてこなかった。
9.歴史を振り返り、ことの善悪を判断する能力を磨き、清濁併せ呑み、
矛盾を矛盾のまま受け入れながら、中国と付き合う姿勢と心の余裕が
日本人に生まれたとき、日本は再び中国に拮抗する力を持つ大国に
なる。
「日本はなぜ世界で認められないのか」![]()
柴山哲也(平凡社)![]()
780円 + 税![]()
-目次-
序章 「坂の上の雲」を超えて
第一章 海外メディアが映した"二度目の被曝"
第二章 太平洋戦争は終わっていない
-日米間に横たわる歴史のトラウマ-
第三章 遠くて近いアフリカ
第四章 鯨はなぜ食べられなくなったか
第五章 北朝鮮拉致問題はなぜ解決できないのか
第六章 日本はなぜ中国に抜かれたのか