「なぜ日本経済が21世紀をリードするのか」
1.社会主義を称する経済に限らず、社会生活の全般において、とんでもなく
不自由だったので、社会主義ではない国々は自由主義なのだと分類されていた
2.同じ経済体制を指していたはずの「自由主義」と「資本主義」という二つの言葉が
示唆する社会が、どうしてもお互いから大きくかけ離れたものとなったのか。
この点についての考察を経ずには、今日の世界経済、日本経済が抱える問題は、
理解のしようもない
3.市場の自動調整機機能が「神の見えざる手」のように見事である
4.企業と個人が市場で自由に交換活動に従事することがもっとも効率的であり、
交換活動に対する政府の規制は少なければ少ないほどよい
5.市場が全ての資源をうまく分配してくれる
6.生産の過程に参加する人の数が増えるほど、その製品の価値が上がるということも
容易に理解できる
7.国家というものがなくならないのも、このような「裏切られるリスク」を
少しでも減らしたいという多くの個人の思いがあるからである
8.産業革命というのは、ふんだんに採掘される石炭を燃やして得られる熱で水を
沸騰させ、それによって発生する技術が開発されたということ
9.産業革命で本当に革命的だったのは、機械による生産の導入そのものではなく、
従来よりも高性能の機械を、生産活動におちて安く稼働することが可能になった
という事実
10.食物も、機械が消費するエネルギーも、同じカロリーで測定されるというあたりに、
労働の廉価な代替物になり得る事情が反映されています
11.資本主義経済というのは、労働力を失い、資本家も製品の販売先を失うという、
非常に不安定な経済の仕組みだということになる
12.私有財産と自由主義の全面的な崩壊をもたらしかねない大不況を克服するために
ケインズが考えた処方箋は、
・景気が落ち込めば、政府は財政赤字を恐れず、余った労働力を購入して、
有効需要を下支えする。
・有効需要が落ち込まなければ、景気も落ち込まないから、不況は克服され、
経済は順調に成長を続けられる
・経済が順調に成長を続ければ、税収も回復するので、財政赤字は補填される
13.戦後日本が興味深いのは、ヨーロッパ諸国に比べて公共福祉は貧弱ながら、
富裕層の課税を重くし、雇用の水準を高く保つことで、結果としてヨーロッパの
いわゆる福祉国家並みに国民の大多数が安心して生活できる公平な社会を
築きあげたこと
14.二度のオイルショックを経た後で、欧米諸国の経済は疲弊の色を濃厚に
していたのに 対して、日本は独自技術を数多く開発して、先進諸国の中でも
模範生という位置づけになった
15.日本人の相互信頼の強さが企業の中の労使関係にも及んでおり、
生産に費やされるエネルギーの急激な節約を可能にした
16.オイルショック直後には、職場内部の点検によって省エネ努力がなされ、
日本的経営の一環として、いかにして自分たちの生産工程の無駄を
省いていくかを 一人一人が考え、みんなで相談し合って提案をする活動などを
通じて、エネルギーの節約が進められた。
17.経営者は、躊躇なく生産過程のエネルギー効率を改善する投資を行う。
18.先進国と呼ぶのにふさわしい毛財力と生活様式を維持するのは日本だけ
19.人種も文化も異なった非合法移民は欧米の文化に同化されることなく、
低所得層を形成し、差別された結果として多くの場合、犯罪にも関わっている
ので、 欧米人との間に激しい摩擦を起こしている
20.仮にエネルギー不足が世界的な問題となった場合、日本は相対的に見て、
受けるダメージがいちばん低い国になる
21.GDP1ドルを生み出すのに必要なエネルギーが世界で一番低いという、
きわめてエネルギー効率の高い経済を誇っている
「なぜ日本経済が21世紀をリードするのか」
徳川家広(NHK出版新書)
780円 + 税
-目次-
第一章 資本主義の招待は何なのか
-産業革命と労働価値の変化-
第二章 資本主義の不安定さは何に起因するのか
第三章 資本主義の病理はいかに蔓延したか
-自由主義経済の発展と大不況-
第四章 なぜ新自由主義は危機を引き起こしたか
-修正資本主義の限界と世界金融危機-
第五章 日本経済の基盤にあるものとは何か
-江戸幕府の経済統治からオイルショックまで-
第六章 資本主義は永遠なのか
-ポスト資本主義の世界経済と日本-
不自由だったので、社会主義ではない国々は自由主義なのだと分類されていた
2.同じ経済体制を指していたはずの「自由主義」と「資本主義」という二つの言葉が
示唆する社会が、どうしてもお互いから大きくかけ離れたものとなったのか。
この点についての考察を経ずには、今日の世界経済、日本経済が抱える問題は、
理解のしようもない
3.市場の自動調整機機能が「神の見えざる手」のように見事である
4.企業と個人が市場で自由に交換活動に従事することがもっとも効率的であり、
交換活動に対する政府の規制は少なければ少ないほどよい
5.市場が全ての資源をうまく分配してくれる
6.生産の過程に参加する人の数が増えるほど、その製品の価値が上がるということも
容易に理解できる
7.国家というものがなくならないのも、このような「裏切られるリスク」を
少しでも減らしたいという多くの個人の思いがあるからである
8.産業革命というのは、ふんだんに採掘される石炭を燃やして得られる熱で水を
沸騰させ、それによって発生する技術が開発されたということ
9.産業革命で本当に革命的だったのは、機械による生産の導入そのものではなく、
従来よりも高性能の機械を、生産活動におちて安く稼働することが可能になった
という事実
10.食物も、機械が消費するエネルギーも、同じカロリーで測定されるというあたりに、
労働の廉価な代替物になり得る事情が反映されています
11.資本主義経済というのは、労働力を失い、資本家も製品の販売先を失うという、
非常に不安定な経済の仕組みだということになる
12.私有財産と自由主義の全面的な崩壊をもたらしかねない大不況を克服するために
ケインズが考えた処方箋は、
・景気が落ち込めば、政府は財政赤字を恐れず、余った労働力を購入して、
有効需要を下支えする。
・有効需要が落ち込まなければ、景気も落ち込まないから、不況は克服され、
経済は順調に成長を続けられる
・経済が順調に成長を続ければ、税収も回復するので、財政赤字は補填される
13.戦後日本が興味深いのは、ヨーロッパ諸国に比べて公共福祉は貧弱ながら、
富裕層の課税を重くし、雇用の水準を高く保つことで、結果としてヨーロッパの
いわゆる福祉国家並みに国民の大多数が安心して生活できる公平な社会を
築きあげたこと
14.二度のオイルショックを経た後で、欧米諸国の経済は疲弊の色を濃厚に
していたのに 対して、日本は独自技術を数多く開発して、先進諸国の中でも
模範生という位置づけになった
15.日本人の相互信頼の強さが企業の中の労使関係にも及んでおり、
生産に費やされるエネルギーの急激な節約を可能にした
16.オイルショック直後には、職場内部の点検によって省エネ努力がなされ、
日本的経営の一環として、いかにして自分たちの生産工程の無駄を
省いていくかを 一人一人が考え、みんなで相談し合って提案をする活動などを
通じて、エネルギーの節約が進められた。
17.経営者は、躊躇なく生産過程のエネルギー効率を改善する投資を行う。
18.先進国と呼ぶのにふさわしい毛財力と生活様式を維持するのは日本だけ
19.人種も文化も異なった非合法移民は欧米の文化に同化されることなく、
低所得層を形成し、差別された結果として多くの場合、犯罪にも関わっている
ので、 欧米人との間に激しい摩擦を起こしている
20.仮にエネルギー不足が世界的な問題となった場合、日本は相対的に見て、
受けるダメージがいちばん低い国になる
21.GDP1ドルを生み出すのに必要なエネルギーが世界で一番低いという、
きわめてエネルギー効率の高い経済を誇っている
「なぜ日本経済が21世紀をリードするのか」
徳川家広(NHK出版新書)
780円 + 税
-目次-
第一章 資本主義の招待は何なのか
-産業革命と労働価値の変化-
第二章 資本主義の不安定さは何に起因するのか
第三章 資本主義の病理はいかに蔓延したか
-自由主義経済の発展と大不況-
第四章 なぜ新自由主義は危機を引き起こしたか
-修正資本主義の限界と世界金融危機-
第五章 日本経済の基盤にあるものとは何か
-江戸幕府の経済統治からオイルショックまで-
第六章 資本主義は永遠なのか
-ポスト資本主義の世界経済と日本-
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