「なぜ、買い続けてしまうのか! ブランドに愛着を生む「8つの感情」」
1.ブランドの強固な記憶をつくるには、ブランドを誰もが思いつくひとことの
平易な言葉と結び付けること。
●言葉をネーミングに含める。
●言葉を広告コピー/スローガンで継続的に使う。
●言葉に容易に変換される視覚情報
(ロゴマークやパッケージデザイン、広告表現)
2.ひとことがもたらす3つの効果
●識別効果
ブランドに結びついた言葉が他のブランドとの明快な切り分けを果たす効果
●再生効果
平易で誰からも思い出されやすい言葉と結びつくことでブランド自体もまた
思い出されやすくなる効果
●連想効果
言葉が出発点となってさまざまな連想が呼び起こされ、ブランドの特徴的な
製品特性に焦点が当たりやすくなったり、心豊かな消費体験がつくられる効果
3.ブランド構築の本当の意義
ブランドの価値を端的に伝える「絶景」を消費者に見せること
4.消費者便益を言葉にする方法
●消費者の便益を直接的に言い表す
「安心」、「安全」、「健康」、「便利」、「快適」、「おいしさ」
●消費者の便益を間接的に言い表す
5.シーンを切り取る4つの次元
1.どこで消費するのか
2.いつ消費するのか
3.誰と消費するのか
4.なぜ消費するのか
6.かわいらしさにつながる5つの特徴
●からだに比べて頭のプロポーションが大きい
●顔面より後頭部が特に大きい
●目は大きく丸くかの低いところに位置する
●鼻と口はほんのわずかに突き出ているだけで目立たず、一方でふくらんでいる
●手足が太く短く体全体がぽちゃぽちゃしている
7.昨今の消費者は、物質的な消費より家族を中心とした人とのリレーションシップを
重視するようになっている
8.自由で開放的な世界への憧れ、移動性への強い衝動など、人の飽くなき欲求を
ほんの少し刺激するだけで人々の心は動く。
9.初物を食することでリフレッシュされるという多くの日本人が持つ共通感覚
日本人がモンスーン地域に位置し四季の区別がはっきりしていることが
関係しているらしく、たとえ一度は枯れ果てても必ず春が巡ってくるという、
自然の蘇生力を感じながら育ってきた。その蘇生力を象徴するのが初物。
初物を食することでリフレッシュされた気持ちになれる。
10.絶対的なものの保護に置かれる心地よさを味わうはず。
恐れも迷いも自然に消えていくゆるぎなさの体験
11.隅に座る方が安心感を得られる。
隅に座る方が遮られている面が多くなり、無防備でいる感覚が軽減されるために
ゆるぎない安心を求めている。
12.ブランドに関する3つの記憶が主に感情を喚起させる役目
(1)ブランドに結びついた「言葉」の記憶
(2)ブランドの属する「製品ジャンル」の記憶
(3)ブランドの「立ちふるまい」の記憶」
13.演習:製品ジャンルと感情の取り合わせを考える
【例題1】「果汁飲料はどんな感情と結びつきやすいか
●やさしい気持ち
●リフレッシュした気持ち
●禁を破る気持ち
【例題2】「パソコン」はどんな感情と結びつきやすいか
●自由な気持ち
●ワクワクした気持ち
●立ち向かう気持ち
【例題3】「銀行」はどんな感情と結びつきやすいか
●ゆるぎない気持ち
●和やかな気持ち
●やさしい気持ち
●立ち向かう気持ち
【例題4】「インスタントスープ」はどんな感情と結びつきやすいか
●やさしい気持ち
●リフレッシュした気持ち
【例題5】「ペットフード」ははどんな感情と結びつきやすいか
●やさしい気持ち
●和やかな気持ち
●ゆるぎない気持ち
【例題6】「デジタルカメラ」ははどんな感情と結びつきやすいか
●ワクワクした気持ち
●和やかな気持ち
●やさしい気持ち
【例題7】「ビール」ははどんな感情と結びつきやすいか
●和やかな気持ち
●立ち向かう気持ち
●リフレッシュした気持ち
●ゆるぎない気持ち
「なぜ、買い続けてしまうのか! ブランドに愛着を生む「8つの感情」」
井上浩嗣、松野 隆一(東洋経済新報社)
1,800円 + 税
-目次-
第1章 まず、思い出されるしくみをつくれ!
第2章 ワンダーランド・ブランディングの実践
第3章 次に、感情が湧き起こるしくみをつくれ!
第4章 ブランドに愛着を生む8つの感情
第5章 ブランディングのクライマックス