いろんな人と話していると、この人の本音は言ってることと違うんだろうと思うことがある。

それは、最初は違和感から始まる。


母は、私に祖母の家をくれると言った。実家を姉に譲る代わりに、自分が住む家を確保したかったからだ。大好きな祖母が建てた家。売るなら壊すしかない。残したかった。

後親、姉と縁が切れる。細い縁でも繋げておきたかった。


ただ祖母の家は、漁業が主な産業で、さびれている。鹿児島にあり、非常に不便だ。

住むには勇気もいる。それでも覚悟した。


最初はあげると言ってたが一年たっても手続きしない。手続きしなくて良いから、権利書を預けて欲しいと言ったが、ずるずると伸びる。

あげるあげないを繰り返す中で、もう嫌になってしまった。

あげたく無いなら、最初から言えば良いのに、悪者にはなりたく無い、でも渡したく無い。

理由はわからないけど、自分で売って処分するらしい。

九月末に貸してる人が出ていく。出て行った後から処分が始まる。家付きのまま売れなければ、解体して売るんだろう。いくらかかるのか。母が決めたことだから、もう口出しはしない。

そのお金があれば、姉に残してあげれるのに。

でも、母は自分の思い通りにしないと気がすまない。

家は姉に渡した。私は自分で買った。

これを盾に、関わるのは辞める。


何故最初から本音を言わない。

何故自分が亡くなった後を考えない。


どうなるかは、わからない。

せめて自分のことだけは、後悔しないように考え、人を大事にしていくしかない。


そう思う。