御嶽登山後 みんなでお酒を飲み、夫婦関係の話をした。

というよりは、リーダーの方が夫婦関係の話がしたいようで、飲むとその話になる。

彼は、サラリーマンを辞め、銀行にお金を借り、独立した。今70過ぎで、元気に働いている。収入もあるようで、成功だったのだと今は思う。

でも、起業当時は、収入も少なく、借金をしてお家にお金を入れてたらしく、それが自慢でもあり、奥さんが理解してくれなかったことに、寂しさや諦めを感じているようだ。


そこで、子はかすがいという話が出た。


彼が言いたかったのは、起業したのは自分の責任だから、苦しくてもお金を家に入れるのは当然だということ、と、乗り切ってきた自分への誇りや、分かってもらえなかった寂しさや、子供の為に我慢してきた自負を話したいのだと思う。共感して欲しいのだと思う。


喧嘩するつもりも無いから、黙って聞いてた。

酔っ払いの戯言だし。


でも、子がかすがいになるのは、親として子供を大切にすべきだと自覚している人だけだ。


元夫は、自分だけが大切で、受験に失敗して苦しんでる最中で、学費の分担金すら準備していないのに、友人と海外旅行に行きたがり、反対したら怒りまくり、諦めて勝手にすればと突き放したら、私がいかにダメな人間かと否定し続けた。


自分しか愛せない人間にとっては、子はかすがいにならない。自分の足を引っ張る人は、子供でも邪魔な存在だ。


そういう大人も残念ながらいる。