私は、あなたを愛してやまないわ。

苦しいほど、
哀しいほど、

初めて読んだのは

――ふくわらい――

胃が、ず~~~んと、重くなって、肛門の辺りにまで下りて行ったわ。
息も苦しいほど、
いや、
息していたのを今までずっと気にしたことがなかったから、
呼吸ってどうやるんだっけ?
って、思ったわ。

そして、
それは、私の口の中に、手を入れて

ず~~~~んと奥へおくへと手を入れて、
足の先まで押し込んでその先を摘まむと、
口からそれを引っ張り出したの。

両脚、両手、頭までも
全部をひっくり返した。


私は、私の中の全部を
ものの見事に
曝け出されてしまった。

自分の中の
嫌なところ、
嫌いなところ、
忘れたいところ、
汚いところ、
偽善的な部分、
ドロドロな部分、
女々しい部分、
いやらしい部分、
みすぼらしい部分、
冷たい部分、
そして、えげつない部分

それは、誰にも知られたくないところ
自分でも、忘れていたところ

だから、
見ないでいたかった。

だから、
こんなに苦しくなった。

私は、欠片ほども
美しくはない。

誰からも必要とされず、
生きていて、ごめんなさいなんだけど、

いつか、
許されるだろうか。

笑うことも、
泣くことさえ、今は許されはしない
こんなだけど、
いつか、

許されるかしら・・・・?