窓をたたく風の

その指先に留まる雨粒

雫は、白く長い指を伝い

明日へと流れる。

 

流れる水は、止まることが出来ない

流れ始めると、

右へ左へ

蛇行し、傷つきながら

流れるしかない

 

君の

その手にある

希望は、決して離してはいけない。

どんな流れの中でも、

拳を固く握りしめて

 

哀しみ、寂しさ

疲れ、痛み

遥か昔のあなたの決断を

忘れてはならない