それは、酷かった。

何がって?

俺が。



今日、母と「華○与兵衛」にいったんだ。

チラシのクーポンで鍋物が300円割引になるってやつがあったから。

店に入ると少し忙しそう?店員が一人も来ない。

と思ったら、とーーーーくの方から声を掛けられた。(店員①)

・・・こっちくんのがてめえらの仕事だろ・・・と思いながら席に着く。

オーダー取りに来た店員②は何か慣れなくて、自分の世界に入ってる感じでちょっと?と思った。

母は、雪鍋っていう、昆布出汁に大根おろしをたくさん入れて、ポン酢につけて食べるっていうもの。

俺は、寄せ鍋っていう、出汁に鱈とかの海鮮を入れて、食べるっていうもの。

それを頼んだら8分くらいしたころ。

お盆にガスコンロを乗せて運んできた。

そしてその7分後くらいしたころ。

具材の入った土鍋と雑炊セットを持ってきた。

ふむ土鍋か。

5分くらい火をつけて待っていると・・・おや????土鍋の蓋の上でクモの巣やら埃やらが踊ってるではないか

どう考えてもあり得ないので店員①を呼んで、一式変えてくれと言った。

店員①は何故か、蓋だけでございますか?という。

・・・んなわけねえだろうが・・・と思ったのでこれ一式と言い持って行かせた。

遅かった。

しばらくしたら先ほどのことを詫びて、新しいものを置いて行った。

・・・まさかなー・・・と再び蓋を見た。

今度はキレイだった。

なんとなく蓋をあけた。

出来立てホヤホヤアツアツグツグツであった。

食べごろですね!   っておい。である。

持ってきて火にかけて1分でこんななるか!!!!!!!!

そう、まさかのさっきの中身を別の土鍋に移しただけ。

ここでプッツン。

俺の常識を遥かに超えたこの非常識。

やつらのテリトリーであるパントリーに殴りこみに行く。

・・・うわ忙しいのわかるけどグッチャグチャ・・・

 「あのさ、あれ、中身変えてないんですか??おかしくない!?」

だらしない顔の調理場店員①が

 「あ、はい」(え?なんで?そんなの普通でしょ?それが何か?の顔)

店員②は

 「あ、申し訳ありません私の勘違いでしたすみません」(気持こもってない顔)

 「ってかおかしいでしょ?埃かぶってクモの巣はった蓋で調理したものを別の容器に変えるだけってさ普通やんないだろ。おれ調理師やってたけどそんなのあり得ないんだけど!?どう考えてもお客さんに失礼だろ。今すぐ全部変えろ」

と言い残し去る。

待つ。

店員②が来て

 「何かおつまみになるようなものをサービスでお出ししたいのですが」と言ってくる。

 「いらないから早くこれ全部変えて」と言う。

今度は若い社員?のしっかりした女性が

「本当に失礼いたしました」と新しい鍋とフライドポテトを持って来た。

・・・この人なら許せる。これで落ち着いた・・・

と思った。

が、しかし。

甘かった。

30秒くらいして、なななんとコンロの火が突然消えた

あ・・・・・ありえない。

点けなおそうとしても「カチッ」とむなしい音が響き渡った。

まだあったか。

・・・なんなの今日は????・・・

店員を呼ぶのも面倒なので、母親のコンロと取り替える事にした。

今度はしっかりと点いた。

そしてようやく落ち着いた。

鍋の中はグツグツ煮え、ようやくどうにか食べ始める事が出来たのだ。

母親はもう間食しており、デザートにあんみつを頼んで時間を埋めてくれた。

さて、そろそろ終盤に差し掛かり、締めの雑炊である。

沸いた出汁にシャリをいい感じに投入し、溶き卵を入れようと意気揚々と卵を割る。

(私は調理師をしていたから、毎日やっていた雑炊創りの技で超きれいに作って母親に自慢しようなんて思ってた)

しかし卵を割った途端、叫びそうになった。

「なんじゃこりゃーーーーーー!!!!」と・・・

なんと真っ黄色の黄身に寄り添うように、真っ赤な血が入っていた

原色の黄色は鮮やかに輝き赤との相性はまるで夕日のように厳かでいて・・・って違うヾ(。`Д´。)ノ

もう心底ショックだった。

一瞬で疲れ切った。

もう俺に明日はないとさえ、思った。

今まで調理をしていた時(約5年)は卵を毎日使っていたけれど、血が混じっているのなんてほんの数回しかなかった。

なのに俺は今日この時このタイミングでそれに当たってしまったのだ。

なんという不運。

スターでもないのに、ドッキリ大作戦ではないかとカメラを探した。

しかし誰もマイクを向けにきてくれなかった。

これが、俺の今日の運命なのですね神様。

俺が彼女に振られたのを知っていて、それでもなお・・・・・・。。。




肝心の味はねえ、あんまり美味しくなかった。

漬物も変な砂糖みたいな甘みもあるし味が2種類混じってるし。

出汁はいまいちだし。

なにより玉子のない雑炊は味気なかったよ。




帰りは事故らないように慎重に帰ったのは言うまでもありません。

そして今日こんなに不幸な外食をした人は俺以外にはいないだろうと思った。