2008年1月17日(木) タイム誌に『3都市物語 世界経済を牽引する3都市連携(ニューロンコン)』
という記事が掲載されました
ニューロンコンとは、ニューヨーク、ロンドン、香港のこと
今回はこのタイム誌の記事を一部抜粋したブログです
約30年年間にわたる世界経済拡大のなかで見逃されているひとつの側面として、ニューヨーク、ロンドン、香港という共通の経済文化を持つ3都市がグローバリゼーションの好例であると共に背景ともなった経緯に標準を当てている。
長距離フライトと光ファイバーで結ばれた、互いに遠く離れたこの3都市は(誰が計画したわけでもなく、まったく偶然に)世界経済の潤滑油となり、さらに重要なことに、現代の偉大な申し子である中国への進出を容易にする金融ネットワークを構築したのだ。
この3都市をまとめて「ニューロンコン」と呼ぶとする。「ニューロンコン」がわかれば、現代が何かが分かる
挑戦と変化
3都市の人々にはある種の順応性が備わっていた
3都市とも一時は製造業の拠点であったが、ニューヨークのローワーイーストサンドやロンドンのパークローヤル工業団地にあった工場や、香港の九龍にあった何千という小規模企業が、米国のサンベルト地帯や、広東省の珠江デルタへと移転するにともなって、サービス産業へと経済の重点をシフトさせる事に成功した
香港は長年にわたって中国難民のパラダイスだった。
中国本土が経済的に豊かになった今でも、香港の魅力は薄れていない。
19世紀を帝国の時代、20世紀を戦争の時代とたとえるなら、21世紀は少なくとも現時点では、金融の時代だといえる。銀行や投資会社、投資信託会社、投資顧問会社などが顧客の資金を集め、世界中に投資している。
彼らが現在の世界経済をつくりあげたのだ。
ビクトリア女王時代、ロンドンは独自にこの機能を満たしてた。しかし、ロンドンだけではこの膨大な昨日を負いきれなくなり、今では「ニューロンコン」の3都市が貿易と発展という2輪を動かしている。
シティグループ、HSBC、ゴールドマンサックス、JPモルガンをはじめとする大手銀行は本部や重要な地域本部をこの3都市に置いている。
「ニューロンコン」の銀行家や株式市場関係者の行動は昔と同じだ。毎週ロンドンとニューヨークを結ぶ187ものフライトや香港とニューヨークを結ぶ28ものフライトに飛び乗って移動し、好みのホテルに滞在し、お気に入りのプライベートクラブで食事をする「ニューロンコン」で働く金融機関幹部は、700年前に資本主義の力を広めたトスカーナの金貸し業者の末裔だ。
もちろん、大都市は金や金融だけがすべてではない。大都市は多種多様な人材や文化の集積地だ。だからこそ、世界中どこにでも住めると思う男女が「ニューロンコン」の金融業界に魅力を感じて集まるのだ。
「ニューロンコン」は過大に対応するすべを知っている街だ。これまでに、課題に対応してきた経験がある。
ニューヨークもロンドンも香港も、25年前には、すでに全盛期を過ぎた街として忘れ去られようとしていたが、目覚しい復活を遂げた。
「ニューロンコン」は互いに緊密な関係を確立しただけではなく、世界をシームレスな一つのファブリックとして織り上げ、資金調達を進めて、コンテナ船やデータの流れを促進させた、今日の世界経済の拡大に貢献して
非常に多くの人々の生活機会を増大させた。